MCU最新作「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」がついに公開されました。前作、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にてマルチバースが正式に始動し、今作もマルチバースが物語の軸となって展開していきます。今回は今作のあらすじ、解説をしていきます。それではいきましょー。
前作の解説はこちら!
※ネタバレを含みます。ご注意ください。
あらすじ
世界を救うためマルチバースを開いてしまったドクター・ストレンジ。彼はその夜ある夢を見た。ストレンジはある力をもつ少女を守っていた。しかし怪物との戦いに敗れ、死ぬ寸前のところで目が覚めるという夢。目が覚めたストレンジは身支度をし、かつての恋仲であったクリスティーンの結婚式に参列する。そこで街を襲う怪物の姿を目にする。そしてそこで襲われていたのは夢で見た名前も知らない少女だった。何とか怪物を倒したストレンジ。少女に話を聞くと彼女はアメリカ・チャベスとなのり、マルチバース間を移動できる能力を秘めているという。その能力を狙って怪物から襲われていたとのこと。
アメリカを守るためにストレンジはある人物に協力を依頼する。それはかつて世界を救うためともに戦った、ワンダ・マキシモフであった。彼女ある一件の後、一人俗世をはなれ生活していた。別の世界に存在する自分の子供達と暮らすことを夢見るワンダ。やがてその欲望が暴走しワンダが正体を現す。それは最強の魔女、スカーレット・ウィッチとなり、ストレンジ達に襲い掛かる。あまりに強すぎる彼女からストレンジはアメリカを守れるか。マルチバースを又にかけた戦いが始まる。。。
マルチバースが本格的に登場!
前作、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で開いたマルチバースの扉。今作もマルチバースが物語の大きなカギになります。しかも今作はそれぞれの世界にストレンジとアメリカが行きます。アメリカの能力によって別の世界へと移り、その世界にいるストレンジを探しますが。。。
とにかくマルチバースは何が起こるかわからない。というより何でもありなので、後に詳しく解説しますがあのキャラクターが登場!っていう熱い展開ができるのが良いですよね。今作でも様々なところに小ネタが仕掛けられてそう。
まさかのワンダがヴィラン
今作最大の脅威となるは他でもないワンダ・マキシモフ。ドラマ「ワンダヴィジョン」を見ないとついていけない展開でした。ドラマでワンダは双子の子供をもうけます。しかし結局は自身の作り出した空想の産物。本物の子供達ではありませんでした。どうしても本物の子供達を手に入れたいワンダは別の世界にいるワンダの子供達を狙います。そのためにアメリカの力が必要になり、ストレンジと戦うことになります。正直この展開は驚きました。強大な敵を倒すためストレンジとワンダが共闘するパターンかなーとか浅ーく考えていました^^;
そしてとにかくワンダが強い。魔術師たちの総本山、カマー・タージに一人で乗り込み、壊滅させ、ストレンジ、ウォン相手に勝利。アメリカを執拗に狙う様子はまさに悪役その者。
そして今作は事前に発表があった通り、ホラーテイストな面も。目を赤く光らせたワンダがどこからともなく現れビックリ。もう完全にお化けです。
別の世界で登場したのは
前作スパイダーマンでは歴代スパイダーマンが共に戦うという最高にアツい展開がありました。今作でもマルチバースにいる様々なキャラクターが登場します。
イルミナティ
ストレンジ達がたどり着いた世界ではイルミナティと呼ばれる組織が世界を救うために活動しており、様々な能力を持ったヒーローたちがいました。
チャールズ・エグゼビア
X-メンシリーズに登場するプロフェッサーX。Xメンのリーダーてき存在としてウルヴァリン達とともに戦いました。能力はテレパシー能力で、相手の意識を操作したり、記憶を読み取ることもできます。今作でもワンダ相手に能力を使い、もう少しのところでワンダの人格を救い出すところまでいきました。結果的には意識の中で首を折られ死亡しました。
Mr.ファンタスティック
「ファンタスティック・フォー」シリーズからの登場。原作では彼らのリーダーとして悪と戦います。能力は体を自在に変形させる能力で、今作では腕を伸ばしワンダに警告しました。しかしあっさりと体を分解されてしまい倒されてしまいました。めっちゃ余裕こいてたやん。
ブラックボルト
ドラマ「インヒューマンズ」に登場。インヒューマンズという種族の王で、声を発することでその衝撃波で相手を攻撃します。その威力はすさまじく、軽くささやくだけで街を破壊できるほど。ワンダに声を発する直前に口をふさがれ、そのまま殺害されてしまいました。
キャプテン・カーター
「ホワット・イフ…?」に登場。スティーブの代わりに超人血清を彼女が打たれた世界のカーターです。インフィニティ・ストーンをすべて集めたウルトロンと戦い、世界を守ったこともあります。今作ではやはり能力的にワンダにはかなわず、盾で体を真っ二つにされるという衝撃の最期を迎えました。
キャプテン・マーベル
映画「キャプテン・マーベル」ではキャロルの友人、マリア・ランボーとして活躍した彼女自身がキャプテン・マーベルとして能力を持っています。能力的にはおそらくほとんどキャロルと同じものと思われます。スーツが黒なのがかっこいいですね。しかし残念ながらこちらもワンダには敵わず敗北しています。
とまあこのように様々なキャラクターが登場し、ワクワクが止まらない展開!かと思いましたが、ワンダにあっさりと全員倒されてしまいました^^;
最初「ワンダは問題ではない」的な発言をしていた段階でフラグ立ちまくりなんですけどね。
別の世界のストレンジ
ディフェンダー・ストレンジ
物語冒頭に登場したストレンジ。アメリカを守りながら戦っていましたが怪物に敗れ、最終的に命を落とします。死体はアメリカとともにストレンジの世界にやってきて、埋葬されました。物語終盤では死体となっていた体を無理やり蘇生され、ゾンビストレンジとして復活。ストレンジが別の世界から操りながら戦っていました。予告編ではこのストレンジが敵として登場するのかと思っていましたが、まさか味方側だったとは^^;
シニスター・ストレンジ
クリスティーンとストレンジが訪れた世界にいるストレンジで、ダークホールドと呼ばれる禁断の書を持っています。額にある第3の目が特徴。ストレンジとの戦いの末敗北し、外に放り出され死亡しました。結果的にこのダークホールドが元の世界でワンダと戦うために重要なキャラクターでした。ホワットイフのストレンジかと思っていましたがそうではありませんでした。。。
スプリーム・ストレンジ
イルミナティのいる世界のストレンジで、すでに命を落としています。表向きはサノスとの戦いの末、死亡したことになっていましたが、実は異なりました。自身のミスで世界を崩壊させかけたことで、イルミナティから命を奪われました。そして偽りの英雄として祭り上げられていました。
ポストクレジットのキャラは誰?
ポストクレジットではストレンジに第3の目が現れます。そして謎の女性がスティーブンにともに来るかと問いかけ、次元を切り開きます。彼女はクレアという女性で、原作ではダークディメンション出身で、ダークディメンションの支配者、ドルマムゥとも血縁関係にあります。魔術に優れ、原作ではストレンジが死亡したのち、ソーサラー・スプリームを引き継いでいます。すでに次回作が示唆されていますのでもしかすると次回作はドルマムゥと戦う展開もありそう?
演じるのはシャーリーズ・セロン。彼女の怪しげで凛とした表情がとてもかっこよかったですね。早くも次回の登場に期待です!
おわりに
MCU最新作「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」を紹介しました。最期のクレジットで、ストレンジは帰ってくると明言されましたので、今後も彼の活躍が見られるのはとてもうれしいですね。
そして今回登場したプロフェッサーXやファンタスティック・フォーなど、今後、MCUとして活躍してくれるかもしれないキャラクター達が登場するきっかけとなったことも大きいですね。ファンタスティック・フォーについては、フェーズ4にタイトルが掲載されています。さすがにクリス・エヴァンスが登場することは難しいですが彼らの活躍も楽しみです。
そして気になるワンダのその後についてもどうなっていくのか。今後の活躍が見られるのか、あるいは。。。気になります!
映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は全国の映画館で公開中です!ぜひ観てみてください!それでは。
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