映画「バード・ボックス」あらすじ解説見えないものから逃げる恐怖!タイトルの意味や続編の情報も【ネタバレあり】

ホラー

Netflix限定で公開されている映画「バード・ボックス」の紹介をしていきます。少し前までネトフリの中でも最も視聴された時間が長いことで知られていたSFホラー作品です。ホラーと言っても直接お化けが出てくるわけではありませんのでご安心を!

それではいきましょー。

※ネタバレを含みます。ご注意ください。

あらすじ

ことの発端は5年前、まだ妊婦だったマロリーは姉に連れられて行った産婦人科帰りの道中。車内で姉の様子が急変。何かを見、それに絶望した様子で急に外に飛び出し、車に轢かれ即死してしまった。町では姉と同じように「何か」を見たことで自殺を図る人であふれ、大混乱に陥っていた。どうやら外には「何か」がおり、それを目にした者は自殺をするように仕向けられるようだ。「何か」から身を守るには屋内にいるか、外では目隠しをするか。マロリーは何とか5年間「何か」から生き延びてきた。

5年後、マロリーは2人息子と娘を連れ、目隠しをして外へ駆け出した。決して目隠しを外してはいけないという。目隠しで川を下る3人。2日以上かけて進んだ先にあるという安息の地を目指していた。目隠しではあまりに危険な道中。「何か」がすぐそばで3人を狙っているのが分かる。果たしてマロリー達は無事に安息の地までたどり着けるのか。決死の逃避行が始まった。。。

過去と今が交差する物語!

物語は主人公マロリーの5年前と現在の2つの時間軸で展開していきます。5年前のパートは主に何が起こったのか、物語の起点となります。ここでは外にいる「何か」の存在とそれに翻弄される人間たち、そして人間たちの中での醜い争いなどの様子が描かれます。見知らぬ人間たちが集合して共通の敵から逃れるというゾンビ映画などでよくある展開です。

一方、現在のマロリーは子供2人とともに安息の地を目指しています。完全に外にいるため3人はほとんどすべての時間を目隠しをして過ごします。何も見えない恐怖と、「何か」を見たら死んでしまう恐怖が合わさって襲ってくる恐怖感は感情移入させられます。

そしてこの2つの時間軸が少しずつ一つに結び付いていき、5年後の現在のマロリーの姿の謎が解き明かされていきます。なので初めて観た人は5年後のマロリーの姿を見ても「?」となりますが、後々しっかりと明らかになりますのでご安心を。

車内での最後の会話
Netflixオリジナル映画「バード・ボックス」
12月21日(金)より全世界同時オンラインストリーミング

外にいる「何か」とは

作中では直接は明示されません。「何か」が近くにいると、鳥の様子がおかしくなったり、落ち葉が舞い上がったりなど、おかしなことが起こるのは分かりますが正体については全くの不明です。この見えない恐怖というものは新しいなと感じました。見てはいけない「何か」を、映画を観ている我々も見ることができないようにすることで物語の登場人物たちと同じような境遇に身を置くことができます。それにあまり正体を探りすぎるのも「粋」ではないでしょう。

中盤ではマロリーが子供達の元を離れ、一人で行動する場面があります。ここの子供達の緊張感というかハラハラ感が個人的には好きです。まだ年端もいかない子供達。マロリーの言うことが、どれほど命がかかっていようが完全には理解していません。だからこそ好き勝手に動いてしまうところに「何か」が迫ります。なんとなくですが「クワイエット・プレイス」を思い出します。あっちは思いっきり目に見えますが^^;

サンドラブロック
Netflixオリジナル映画「バード・ボックス」
12月21日(金)より全世界同時オンラインストリーミング

タイトルの意味は

バードボックス、Bird Boxは文字通り鳥かごの意味。作中では鳥が重要な意味を持ちます。鳥は「何か」が近くにいると騒ぎ出し、人間にとって合図となります。マロリーはこれを活用し、鳥を箱に入れて危険な外へ出ます。

鳥かごというのは大きく2つの意味があると思います。まず、5年前のマロリー達が「何か」から逃れて屋内で生活していた様子。これはそのまんま屋内から出ることができない鳥かごに入れられた鳥のような様を指しています。そしてもう一つは物語のラスト。安息の地にたどり着いたマロリー達を意味していると思います。これは盲学校という「何か」に脅かされることのない安全な場所にたどり着き、平穏に暮らすことができるようになった、良い意味での鳥かごだと言えます。5年前の鳥かごと現在の鳥かごでは、意味が全く違いますが、鳥かごから飛び出し、安心な鳥かごへと移ることができた様子を指しているのでしょう。

個人的に盲学校というオチは結構良かったと思います。本当の意味で「何か」を見ることができない人達が最終的に生き残ったという皮肉めいた結末が良いですね。ただ解せないのは精神的におかしい連中が作中では登場し、普通の人々に、無理やり「何か」を見せようとしてきます。彼らは「何か」を見ることができない、と描写されていますが、この理由はよくわかりませんでした。教えて詳しい人^^;

バードボックスの意味
Netflixオリジナル映画「バード・ボックス」

続編はある?

どうやら現在製作中だそうです。まだ撮影までは入っていない可能性が高いですが、脚本などについて製作にとりかかっている段階かもしれません。とにかく続編はあるとみて間違いなさそうです。次回もサンドラ・ブロックが登場するのか、全く異なる世界で「何か」から逃げ惑ったり、戦ったりする人々を描くのか。楽しみです。

子供達とマロリー
Netflixオリジナル映画「バード・ボックス」
12月21日(金)より全世界同時オンラインストリーミング

おわりに

今回はNetflix映画「バードボックス」を紹介しました。主演のサンドラ・ブロックは強い女性を演じさせたらピカイチですよね。自分の本当の息子と血のつながっていない娘、どちらを取るかという最大の葛藤の場面での表情なんかもさすがとしか言えません。

敵となる「何か」が全く姿を現さないという斬新な設定や2つの時間軸で進行する物語など、観ていても今までのホラー映画とは異なる展開で面白かったです。ラストも予想外で驚かされました。

あまりホラー的なビックリ要素はないので苦手なかたもぜひ観てみてね!

それでは!

その他映画紹介はこちら

バードボックスはネットフリックスで公開中
Netflixオリジナル映画「バード・ボックス」
12月21日(金)より全世界同時オンラインストリーミング

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