MCU最新作「アントマン&ワスプ:クアントマニア」が公開されました。
「アントマン」シリーズ3作目にしてMCUの次の強大なヴィランが登場する本作。
ファンからの注目はとても高いものでした。
今回はそんな映画のあらすじや最大のヴィラン、カーンについて解説していきます!
それではいきましょー。
※ネタバレを含みます。ご注意ください。
あらすじ
サノスとの戦い以来、すっかり有名ヒーローになったアントマン、スコット・ラング。街中でもちやほやされるような生活を送っていた。
そんな最中、娘のキャシーと世界的科学者であるハンク・ピム博士が共に作っていた量子世界とつながる衛星が暴走してしまう。
その場にいた全員が衛星に吸い込まれ、量子世界に迷い込んでしまったスコットとキャシー、そしてピム博士一家。
戻る方法を探していくうちに、スコットはある男に出会う。
征服者と呼ばれる男、カーンはこの量子世界を治めており、ある野望を抱いていた。
それはこの量子世界を脱出し、他のすべての世界を支配すること。
その為には彼の持つ時空を超えることができる玉座を稼働させるためのエネルギーコアが必要だという。
娘のキャシーを人質に取られ、コアの奪取に協力させられるスコット。
圧倒的な力量の差、人質のキャシー。不利な状況が重なるスコットはカーンの野望を止めることができるのか。そして彼らは無事量子世界から戻ることができるのか。。。
フェーズ5開幕!MCU最新作
アベンジャーズシリーズでおなじみのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。
「エンドゲーム」で長年のラスボスだったサノスを倒したアベンジャーズ。
その後の物語はそれぞれのヒーロー達の映画で描かれてはきましたが、次なるクロスオーバーとの関わりがまだまだ見えないところでした。
ついに今作で、今後のアベンジャーズシリーズの大ボスとなるキャラクターが登場。
今後のMCU作品の方向性を決めていくとても重要な作品がこのアントマンなのです。
そういえばエンドゲームでも物語が動き出すきっかけが量子世界に迷い込んでいたスコットだったような。。。
軽んじられるイメージのあるアントマンですが、とても重要なキャラクターですよね。
新たなラスボス「征服者カーン」
今作のヴィランとなるのは量子世界の王として君臨する「征服者カーン」。
元々様々な世界を征服してきた今回の映画に登場するカーン。その脅威により、他の世界のカーンによって量子世界に追放され、出られなくなっていたのでした。
その時に出会ったのがかつて量子世界で30年生活していたホープの母ジャネットでした。
彼女はカーンのこれまでしてきたことを悟り、彼を量子世界に閉じ込めたままにすることを決め、元の世界に戻ってきたのです。
量子世界を脱出するにはピム粒子が必要。そこで量子の世界にやってきたアントマンに、娘を人質に取りピム粒子を獲得してくるよう命じるのです。
娘を助けたいものの、カーンを量子世界から出してしまえば様々な世界が滅んでしまう。
そんな葛藤を抱えながらもアントマンはカーンの命ずるまま動くことになります。
「ロキ」に出てきた人物との関係は?
ドラマ「ロキ」に登場した「あり続けるもの」。カーンと同じ、ジョナサン・メジャーズが演じています。
この「あり続ける者」とは、今作のカーンとは別のタイムラインの変異体です。
マルチバースにおいて、マルチバース上の大戦争を終えることで、神聖時間軸を作ることに成功。
しかし「ロキ」では最後シルヴィに殺害され、タイムラインがめちゃくちゃになってしまいました。こちらの今後も気になりますが。。。
それぞれの世界にカーンの変異体が存在していることになりますが、そのカーンの変異体を倒し、マルチバース中を征服しようとしていたのが、今作に登場するカーン。
これまでのインフィニティサーガから、マルチバースサーガにテーマが移っていることを如実に感じますね。
アントマンの成長
今作で注目なのはやはり征服者カーン。しかし主人公であるアントマンも忘れてはいけません。
元々はコソ泥として捕まった経験もあるスコット。しかしスーパーヒーローとして世界を救う戦いに参加し、知名度も本人のヒーローとしての自覚も向上しています。
特に戦闘面での成長はすさまじく、伸縮自在に巧みに相手を翻弄していきます。
娘のキャシーも同じく小さくなるスーツを着ていますがまだまだうまくパンチが繰り出せていないところを見ると、スコットの強さが良く分かります。
M.O.D.O.Kも登場
巨大な顔面に小さい手足が映えている異様な姿をした機械生命体、モードック。
今作ではカーンの手下としての殺戮マシン的なポジションで登場しました。
インパクトのあるヴィランでマーベルコミックでも知名度の高いキャラクターです。
今作のモードックは、1作目の「アントマン」に登場したイエロージャケットことダレンその人でした。
量子世界に落とされたダレンは瀕死のところをカーンに拾われ、改造を施されます。
あらゆる武器を装備し、空中に浮遊しながら戦うモードック。
今作ではどうしてもギャグよりのキャラクターになっていました。見た目的にも仕方ないのでしょうか。
最後はキャシーに心を動かされカーンと対峙、彼を苦しめるも敗れ、そのまま息絶えてしまいます。
死に際に、最後は、アベンジャーズだ、と言い死亡しました。
謎にかっこよかったですね。。。
アントマンVSカーン アントマンに勝ち目はある?
今作のヴィランであるカーン。圧倒的な物量に本人の戦闘力、科学力もずば抜けています。
一方のアントマンは大小サイズを変えることはできますがそれ以外は普通の人間。
そんなアントマンでは普通に戦闘するだけでは勝ち目はありません。
実際伸縮しながら戦闘してもカーンには全く歯が立ちませんでした。
しかし、量子世界でできた仲間と共に、キャシーを取り戻すため怒ったスコットは巨大化。
カーンの作った帝国を破壊しながら彼の元へ向かいます。これにはカーンも焦りの様子が見えました。
しかし、戦闘力ではやはりカーンの方が上。何やら一瞬で相手を消し去るビームを発するなど、純粋な戦闘力でアントマン達を追い詰めます。
そしてここで登場するのがピム博士の率いるアリ軍団でした。
スコット達と共に量子世界に迷い込んだアリ達はごくわずかの時間に科学力を身に付け独自に進化。
アリの物量でカーンを巻き込み粉砕してしまいます。
まさか最期をアリが持っていくとは思いませんでした。。。
無事元の世界に帰ることができる、という場面で最後に再びカーンが登場。
スコットとの殴り合いになります。
ボコボコにされるスコット。しかし彼の狙いは勝つことではなく、カーンをこの世界に閉じ込めておくことでした。
一方的にやられるスコットの姿に胸が痛くなります。
しかし最後には量子世界に戻ってきたホープとの共闘で無事カーンを退けることができました。
ミッドクレジット
MCUおなじみのミッドクレジットシーンでは異なる世界のカーンが一同に集結している場面が描かれました。
カーンの変異体はそれぞれの世界におり、姿や性格は違えど、ある程度の共通点は持っているようです。
エジプトっぽい恰好をしたカーンやエイリアンのような姿のカーンなど、これらすべてと今後戦うことになるのでしょうか。
そして今作に登場したカーンは果たして本当に倒されたのでしょうか。
彼も黙ってやられるようには見えないんですよね…。
いずれにしても次回作以降へつながるとても重要なシーンであったことは間違いありませんね。
ポストクレジット
エンドロール終了後のポストクレジットが久しぶりに復活しました。
今回はロキとメビウスが過去の時代を訪れ、この世界のカーンの変異体を目にしている姿が描かれました。
「ロキ」シーズン2はこの夏放映とのことで、その予告的な感じでしょう。
確かシーズン1の最後でメビウスはロキの記憶を失っていたと思うので、このシーンは前作ラストから多少時間が経過していることが分かります。
時間軸が無限に分岐していく中で重要な枝を一つ一つ巡っているのでしょうか。
ロキシーズン2もとても楽しみになってきました。
おわりに
今回は「アントマン&ワスプ:クアントマニア」を紹介しました。
アントマンはソーやストレンジのように強力なパワーを持っている訳ではありません。だからこそ人間味というかがあって人気のキャラクターなのだと思います。
ちなみにタイトル「クアントマニア」とは、量子を表すQuantumと、熱狂などの意味を持つmaniaを合わせた造語。量子世界がいろんな意味で激アツだってことですね。
ざっくりしすぎか。
とにもかくにも、エンドロール後には、「カーンは帰ってくる」と流れたのもあり、今後、カーンがシリーズ通して最大の敵になることは間違いありません。
次回のアベンジャーズの公開は2025年と先。これからどのような話が展開していくのか、まだまだMCUからは目が離せませんね。
ぜひ劇場で観てみてください!それでは!
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