今回は映画「ザ・コントラクター」を紹介していきます。
「ジョン・ウィック」のスタッフが手掛けるアクション映画、というキャッチフレーズを押し出していた本作。
今回は映画のあらすじ、見どころ、ラストなどをまとめて紹介していきます。
それではいきましょー。
※ネタバレを含みます。ご注意ください。
あらすじ
海兵隊に所属するジェームスは膝のケガの治療のために服用していたステロイドが禁止薬物にあたるとして海兵を除隊させられることになってしまう。
妻と小さな子供がいるジェームスは家族を養うため、旧友のマイクの紹介で民間の軍事会社に身を置くことに。
そこでは同じく退役軍人が複数在籍しており、国をまたぐ特殊任務にあたっていた。
ジェームスは早速欧州で生物兵器の研究をしているという大学教授から研究に関わるデータを奪ってくるという任務にあたる。
現地に赴き、無事データを回収するジェームス達。しかし帰還中、現地警察との撃ちあいになり、仲間のほとんどがやられてしまう。
何とか逃げ切ったジェームスとマイク。2人は別行動し、期日が来たら迎えが来るように手配されるという。それまで身を隠し生活するジェームス。
いよいよ帰還の日。ジェームスは指定された場所へ向かう。
しかしそこで彼は武装した集団に銃撃されてしまう。
集団との戦闘にギリギリのところで勝利したジェームス。集団の一人に話を聞くとどうやら彼もジェームスと同じ会社から派遣されていたことを知る。
自分を救いに来たが、急遽任務が変更になり、彼を抹殺するよう言われたのだった。
組織からの突然の裏切り、立て続けに襲い来る敵。
果たしてジェームスはこの戦禍を切り抜け無事愛する家族の元へ帰ることができるのか。。。
典型的ハリウッド映画!ド派手なアクションが見もの
主人公が元軍人、最強の傭兵として敵をなぎ倒していく姿が本作のキモ。
細かいツッコミどころは多々ありますが気にしない。
とにかく延々続く銃撃、格闘。
クリス・パイン演じるジェームスは足を怪我している設定のはずがめちゃくちゃ強い。
正確な射撃だけでなく自分よりはるかに大きな男との格闘でも負け知らず。
そして銃弾がなぜかジェームスに当たらない^^
まさに主人公補正かかりまくりの姿を存分に楽しめます。
一応ジェームスが抱えるトラウマ的な過去を乗り越える、という場面も見られますが物語の本筋とはさほど関係ない様子です。
父親から受けたひどい仕打ちの経験から、息子を大切に思うという描写が描かれています。
個人的に好きなのは家族を大切にする一方で、任務のためなら殺人もいとわないジェームスの姿。
最初に殺人を犯す際はためらいも見せていましたが、一人殺してしまえばあとは流れで、、、
バンバン殺していきます。
彼が最後アメリカに帰って普通に暮らせるのかは甚だ疑問です。。。
組織の裏切り
ジェームスが退役し頼ったのはかつての親友マイクの所属する民間軍事会社でした。
とにかく金が必要なジェームスはプライドを捨て組織の一員に加わります。
明らかに後半裏切ってきそうな組織のボス、ラスティからの初仕事は欧州での任務。
ある男の持つデータを回収してくるだけの任務のはずが、なぜか警察から追われる身に。
そして救出に来たはずの仲間たちからもなぜか銃撃を受けるジェームス。
組織は彼をお役御免で殺害しようとしていました。
しっかりとラスティが裏切っていました^^
組織に裏切られ絶望な状況に陥りながらも、持ち前の戦闘能力で次々と敵を倒していくジェームス。
まさに王道展開ですね。この時点でもはや勝利確定レベルの王道。
アメリカに返ってきたジェームスは帰国前に命を落としたはずのマイクの家族の元へ彼の遺言を伝えに行きます。
するとそこには家族と団らんするマイクの姿が。
マイクもラスティの指示により行動していたことが明らかになります。
マイクとラスティへ最後の復讐に向かうジェームス。しかし結局旧友を殺すことはできず、共にラスティを倒しに行くことに。
マイク死亡フラグ立ちまくり^^
そして最後はマイクとラスティがお互いの銃弾を受けて死亡。生き残ったジェームスは家族の無事を見届けて物語は幕を閉じます。
改めて書いてて思うけどめちゃくちゃ王道やな。でもそれがいい。
キャストが豪華
今作の主演はクリス・パイン。
「スター・トレック」「ワンダーウーマン」など大きな作品に多数出演しています。
また、ジェームスの友人のマイクを演じるのは様々な作品で名脇役として活躍するベン・フォスター。
そして悪役、彼らの所属する軍事会社のボス、ラスティを演じるのは「24」シリーズの主人公を演じたキーファー・サザーランドです。
そして物語終盤でジェームスを助ける謎の男を「デッドプール2」にも登場したエディ・マーサンが演じていました。
基本的にはこの4人で物語が展開していきます。
まあほぼクリス・パインが無双していく映画なので仕方ないですね。
そして宣伝での謳い文句「ジョン・ウィック」のスタッフ。これは製作・プロデュースに携わった、ベイジル・イヴァニク、エリカ・リーらのことを指しているようです。
映画館で観るべき?
大味なアクションが好きなら楽しめる映画だと思います。
軍人特有?の周囲の環境を活かしながら戦う感じも面白いです。
しかし、物語の細かい設定やストーリーの一貫性などを求める人だと頭に?が浮かんでしまう部分もあるかもしれません。
個人的には最後のラスティとの戦闘についてはもっと時間をかけてもよかった気もします。
とどめさしたの事実上マイクだし。。。
「ジョン・ウィック」のようなキレのあるアクションというよりは重火器も使用した泥臭さのあるアクション映画だと思います。
必ずしもスクリーンで観るべき!とは言いませんが普通に楽しめる映画です。
おわりに
今回は映画「ザ・コントラクター」を紹介しました。
宣伝文句では、リベンジアクションというジャンルと言われていました。絶望の淵にいる主人公が華麗に逆転していく様子が描かれる、というのが好きな方にはオススメの一作です。
軍を除隊され、退職金も出ない。家族を養うため入った軍事会社に裏切られ心身ともにボロボロになった主人公が自分をだました組織をたった一人で壊滅させるため画策していきます。
最後は一応平穏を取り戻した、ということで良かったんでしょう^^
細かいストーリーよりも激しいアクションが好きな方はぜひ観てみてください!それでは!
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