クリストファー・ノーラン監督作全12作を一気に紹介!全部観たことある?最新作公開はいつ?

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クリストファー・ノーラン監督の最新作「オッペンハイマー」全米公開されています。

日本での公開日がまだ発表されていませんがもしかすると少しずれてしまうんでしょうか。。。

今回は最新作公開を控えるクリストファー・ノーラン監督がメガホンを取った12作品をまとめて紹介していきます!

知っている映画もそうでない映画もぜひこの機会に観てみてください!それではいきましょー。

1.フォロウイング(1998)

デビュー作。

作家を志す平凡な男ビル。彼は自分の作品のヒントを得るため、街中で通りすがりの人々の後をつけるという趣味があった。

ある時尾行していた男、コップに尾行がバレてしまう。しかし、コップもまた訳あり。彼は人の家に侵入し、私生活を覗き見るという行為を繰り返していた。意気投合した2人は侵入した部屋の中で女の写真を目にする。その後、その女の尾行を始める2人。しかしそれがある事件へとつながっていく。。。

記念すべきクリストファー・ノーラン監督デビュー作です。この時から時間を自在に使って描かれる手法は確立されています。この作品で高い評価を得たノーラン監督は次の作品「メメント」の製作に取り掛かります。

2.メメント(2000)

初期ノーラン監督作の中では圧倒的な評価を得ている作品

記憶が数分しか持続しない主人公が自分の記憶ために体に彫ったタトゥーを頼りに過去の事件を解決するために謎を解いていく作品。

この作品は白黒のシーンとカラーのシーンの2パターンのシーンが存在します。

通常の時間の進行は白黒が、カラーのシーンは現在から過去に向かって進行していくという物語の展開をしていきます。

この斬新なストーリー展開で初見の人はまさに映画の主人公の記憶の短さを体感し、物語に没入することができます。

最後のすべてがつながる爽快感はもう一度記憶を消してみたい作品と言っていいでしょう。

3.インソムニア(2002)

アル・パチーノ主演。製作にはジョージ・クルーニーも関わっています。前作の大ヒット&高評価で予算が増えたんでしょうか。

白夜の田舎町で殺人を犯してしまった刑事と彼のことを脅すある男。精神的に追い詰められた刑事はタイトル通り不眠症に。白夜の絶妙な不気味さがさらにこの不安感を加速させていきます。メメントのような時間トリックのような表現はありませんが、ラストの雰囲気も独特で良いです。

派手さはありませんが、評価も高く、間違いなく良作だと思います。

4.バットマン・ビギンズ(2005)

もうバットマンなんだ、と思いますが2005年の映画だったんですよね。。。

言わずと知れたダークヒーロー、バットマンを3部作で描く「バットマントリロジー」の1作目です。バットマンこと、ブルース・ウェインにはクリスチャン・ベール、他にもマイケル・ケインや渡辺謙など、豪華俳優陣が集結しています。

バットマンの誕生、そしてダークヒーローとして活躍していくまでの成長を描きます。

クリスチャン・ベールの演技力もさることながら、ヒーロー映画とは思えない重厚感と暗い雰囲気は高い人気を集め、彼の名声を決定づけたと言ってもいい作品だと思います。

5.プレステージ(2006)

19世紀のロンドンを舞台に、ライバル関係にあるマジシャンの狂気的な争いを描いた作品。

再びクリスチャン・ベール、マイケル・ケインらが出演。さらに、ヒュー・ジャックマンやスカーレット・ヨハンソンも登場します。

マジシャン同士の激しい争いは次第に命の危険にまで発展し、最後は。。。

そしてこの映画も時間軸が過去と現在の2パターンで展開していきます。

ラストのどんでん返しもあり、まさにマジックのような作品ですね。←ありがちな感想しか言えない男

普通に面白い作品だと思います。しかし、少し突飛な展開もあったりするので観ていて驚く方もいるかもしれません。

6.ダークナイト(2008)

「バットマントリロジー」の2作目。バットマン最大のライバル、ジョーカーが登場します。そしてすべてをかっさらっていきます。

前作から続く独特な物語の重みは健在。ただのヒーロー映画とは一線を画しています。

しかし何といっても今作最大の功績はヒース・レジャー演じるジョーカー

史上最高のジョーカーと誰からも認められている彼の存在感は本当にスゴイ。

勿論他のジョーカーも狂気と言う要素はかなり強いんですが、今作のジョーカーはそんなもんじゃない。心の底からしっかりと狂っている姿には観客も恐怖を感じるはず。

ビルを爆破するシーンなど、ノーラン監督の嫌いなアドリブが入っていますが、あまりの完成度の高さに、監督もアドリブをそのまま映すという事態が起こっています。

ヒース・レジャーは残念ながら亡くなってしまいましたが、死後、アカデミー賞助演男優賞が贈られました。

7.インセプション(2010)

このあたりからは今のノーラン監督らしさと言うか、圧倒的な映像に凝った作品が増えてきますね。

レオナルド・ディカプリオ主演。渡辺謙やキリアン・マーフィー、マイケル・ケインなど、おなじみの面々が登場します。

夢の中に入り込み、潜在意識から相手を操ったり、重要な情報を手に入れたりすることが可能な世界。犯罪歴のある主人公、コブは自分の犯罪歴を抹消するために男の夢の中に入り込み、あることをする任務を受ける。

夢の中で展開される映像はCGをほとんど使わずに表現されていたり、夢の中でさらに人の夢の中に入り込む表現はとても上手いですね。

映像美や比較的わかりやすいストーリーから、ノーラン監督の作品の中でも人気作です。

8.ダークナイト ライジング(2012)

「ダークナイトトリロジー」完結編。バットマンと凶悪な傭兵、ベインとの死闘が描かれます。アン・ハサウェイや、ジョセフ・ゴードン=レヴィットなど、ノーラン作品に常連の俳優たちも出演しています。

全作のジョーカーがあまりに印象的すぎてそれと比較すると敵の親玉、ベインの印象がどうも弱くなってしまっていますが、ダークナイトシリーズの集大成として綺麗にまとめた作品だと思います。

しかし映像の気合の入り方、ところどころにちりばめられた原作ファンへのサービスなど、細かいところまでじっくり見ると面白い発見がある作品です。

9.インターステラー(2014)

ノーラン監督作品の中で最も人気があると言っても過言ではないSF大作。

穀物が枯渇した未来の地球。人類の存亡をかけて生存可能な星を求め、宇宙の遥か彼方へ旅する主人公たちの奮闘を描きます。

伏線がキレイに回収される終盤の畳みかけは本当に美しいです。

ストーリーだけでなく、映像にも並々ならぬこだわりを見せるノーラン監督。終盤に出てくる5次元空間をさまようシーンは、なんと実際に超巨大セットを作って実際に演者を宙に浮かせて撮影したとか。

ブラックホールの描写や、相対性理論など、ロマンあふれるテーマを取り上げるにあたっては、監督自らが相対性理論を学ぶなど、すさまじい製作へのこだわりが感じられます。

個人的にノーラン作品を観たことない人にはまずこの映画をおススメします。

10.ダンケルク(2017)

第二次大戦時の実際に行われた戦いがモデルとなった戦争映画です。

陸・海・空のそれぞれの主人公たちがそれぞれの生死を賭けた戦いを繰り広げます。

しかしただの戦争映画では終わらないのがノーラン監督。

この映画で描かれるそれぞれの視点は、時間の進み方が異なります。

陸は一週間、海は一日、空が1時間というそれぞれ異なる時間で描かれる視点。

それぞれの場面が交互に描かれ、そしてラストにはぴったりと3つの場面が一つに重なります

それぞれのシーンの緊迫感だけでなく、この瞬間の感動は観ている人に深い印象を与えました。そのため、この映画の評価も非常に高いものとなっています。

しかし、戦争映画ということ、内容的に重いストーリーであることなどを考えると、割と玄人向けの映画だと思います。

11.TENET(2020)

最強の難解映画。初見でストーリーを完璧に理解できた人はいるのだろうか。。。

第3次世界大戦とそれによる世界滅亡を防ぐため、主人公の名もなき男とその仲間たちの死闘を描いた作品。

この映画の醍醐味は時間の流れが前後するということ。

通常未来に向かって進んでいくのが当たり前。しかしこの映画では時間を過去に向けて進めることができる装置があります。そしてその装置を使って、未来から来た敵を倒すのが目的。

映画を観ていると、今、どこの時間軸なのか、時間の進行は未来なのか過去なのか、非常に分かりづらく描かれています。もちろん敢えてそうしているのでしょう。

理解しようと何回も繰り返し観ているうちに、少しずつ理解できるようになり、改めてこの映画を作ったノーラン監督のすごさを実感します。

YouTubeなどにも解説動画がアップされていますね。自分は解説記事を書く気はありませんけど。もちろんかけないだけだぞ

ラストには感動的な展開もあり、もちろん伏線の回収もあります。

12.オッペンハイマー(2023)

原爆の父と呼ばれるオッペンハイマー博士の伝記映画。すでに世界各国で公開されています。しかしまだ日本公開日が決定していません。

ノーラン作品常連となったキリアン・マーフィーを主演に、ロバート・ダウニーJr.フローレンス・ピューといった、初登場の著名俳優が出演。

伝記映画と言われています。しかしジャンル的にはまさかのスリラーのようです。そして史実を元にしているため、あのアインシュタインも登場するみたいです。

原爆を開発し、世界的な功績をたたえられたオッペンハイマー博士。しかし最強の殺人兵器を開発したという自責の念に駆られていたという後世などが描かれるようです。

題材的に日本公開日を定めるのが難しい状況ではありますが、純粋に観たいという欲求もある、もどかしさを感じる映画ですね。

ただ、いずれ日本でも公開はされるでしょうから、その時を待ちたいと思います。

おわりに

今回は世界的映画監督、クリストファー・ノーラン監督の監督作品を一気に紹介しました。

こうしてみるとやはりノーラン監督はCGを使わない映像時間という概念へのこだわりを感じます。

彼の頭の中がどうなっているのかを一度みてみたいですね。。。でも絶対常人には理解できないですね。

IMAX技術の活用や、特徴的な音響など、映画の内容以外にも語ることが尽きないノーラン監督の今後の作品からも目が離せません。まだ彼の作品を観たことがない人はぜひ一度観てみてください!それでは!

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