映画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」が公開されています。今回はシリーズ第1作目となる「ジュラシック・パーク」に関連する小ネタ10選を紹介していきます!
2作目以降や最新作にも関わりのある項目もちらほら。。。
それではいきましょー。
1.恐竜が生き返ったワケ
どうやって恐竜が生き返ったか。一応劇中でも説明はありました。
キーとなるのは琥珀(コハク)。樹液が長い期間をかけて化石として固まったアレです。
しかし樹液が固まるまでに、中に不純物が巻き込まれることもしばしばあります。
そしてその中でも琥珀の中に蚊が紛れ込むことがありました。
恐竜時代から存在する蚊が彼らの血を吸った状態で樹液に巻き込まれ琥珀になっていく。
すると恐竜の血液を持った蚊が長い時を経て現代に琥珀として存在することになります。
そしてその蚊から血液を採取。恐竜のDNAを復元し、現代に恐竜を作り出すことに成功しました。
実際は琥珀に閉じ込められ、酸素のない状態だと、数百万年も経つとDNAの情報は全て失われてしまうようです。
なので1億年ほど前の恐竜たちの情報をこの方法で手に入れることは限りなく不可能ということになります。残念。。。
2.ジョージ・ルーカスは映画のCGを観て新作を撮ろうと決意した
スター・ウォーズシリーズのジョージ・ルーカス監督。
スピルバーグとは仲良しでお互い刺激を受けあってきた仲でした。
そんな彼がこの映画の恐竜たちのCGのクオリティの高さに感銘を受け、これまで技術的な観点から撮らずにいた新シリーズを撮ることを決意しました。
それが1999年公開のエピソード1ファントム・メナス以降の3部作なのです。
ちなみにジョージ・ルーカスは多忙だったスピルバーグの代わりにこの映画の一部編集に携わっています。
3.パーク内の恐竜は全てメス
これも作中で明言されていますね。パーク内で勝手に恐竜が繁殖しないよう、全てメスになるよう遺伝子を操作していました。
これに対し事実かどうかわからないとマルコム博士は食って掛かります。
恐竜たちを完全に管理することなどできない、というのが彼の考えですからね。
事実、パーク内の恐竜たちは自分たちで卵を産み、育てていることが後に分かりました。
ちなみに全ての恐竜がメス、というのはジュラシック・ワールドにも同じ設定が引き継がれています。
パーク内の恐竜たちは「彼女」という紹介をされています。
4.グラント達の乗ったヘリ
グラント、サトラー、マルコム達を乗せたヘリコプター。
いざ着陸の際、シートベルトを締めるシーン。
グラントのシートベルトが両方とも雌の器具となっていて、うまくはまらないシーンがあります。
グラントは無理やりベルトを縛って事なきを得ます。
これは前述のパーク内の恐竜が全てメスであることとリンクしています。
雌の部分同士を無理やりつなげているというパークへの皮肉が込められたシーンです。
ただグラントが不器用なだけのシーンではないんですね^^;
5.実はサミュエル・L・ジャクソンも登場していた
今となってはすっかりハリウッドの大御所、サミュエル・L・ジャクソン。
パーク内のエンジニアとしてパークの運営に携わっています。超ヘビースモーカー。
停電したパークの電気を復旧するため、ブレーカーを上げに行った電気設備室でヴェロキラプトルに襲われ、死亡しました。
サトラーが同じ場所を訪れた際、残った彼の腕だけがサトラーの肩にぶつかり、パニックになっていました。そらそうだ。
6.最終作のラスボスが登場していた
「新たなる支配者」では諸々の事件を引き起こした張本人、ルイス・ドジスン。
初代の冒頭に少しだけ登場していたんです。
ドジスンはパークのエンジニアであるネドリーと手を組み、恐竜の胚をパークから盗み出そうと企んでいました。
その時に使おうとしたのが最新作にも出てきたスプレー缶です。
底が開き、胚を入れるケースに早変わり。
結局雨の中胚を盗み出したネドリーはディロフォサウルスに殺されてしまい、作戦は失敗したようでした。
この時地面に転がったスプレー缶をどのようにドジスンが回収したのかは不明です。
いずれにしてもあの缶を一目見た瞬間トリハダがすごかったです(小並感)。
7.子供嫌いなグラント博士
映画ではグラント博士は子供が嫌いだとハッキリ明言していました。
うるさいし臭いと散々な言いよう。
化石の説明をしている際にも子供相手にムキになる場面も。。。
パークをめぐるツアーではハモンドの孫たちに振り回されながらも行動を共にします。
少しずつ子供達への考えも変わっていっているのでしょうね。
グラントの成長も見られるというのが面白いですよね。。
しかし原作小説ではグラントは子供好きとして描かれています。
ちなみに映画では生涯孤独の身でしたが小説では妻と死別していました。子供こそいませんでしたが映画ほど孤独ではなかったようです。
最新作でも相変わらず孤独な恐竜博士として描かれています。
あの時から変わっていないグラント博士が蘇った瞬間は忘れられないでしょう。
8.情けない弁護士ジェナーロは原作では生き残る
ハモンド曰く「ヒルのような強欲弁護士」ジェナーロ。
禿げ頭に金の話しかしないこの男。ティラノサウルスが檻から出てきた恐怖でトイレに逃げ込み、そのまま情けなく食われてしまいました。
しかし原作では彼は生き残っています。
強欲というよりも正義感が強く、子供たちを守るような行動をしたり、パーク自体に対して不安を抱いているなど、かなりまともな男として描かれています。
9.ラストの垂れ幕の意味
これは知っている人も多いでしょう。
ビジターセンターでのティラノサウルスとヴェロキラプトルの戦い。
完全に人間を置き去りにしたド派手な戦闘ですが、ここでティラノサウルスの咆哮と共に垂れ幕が落ちてきます。
「When Dinosaurs Ruled the Earth」は実は1970年の映画「恐竜時代」の原題。
この映画へのリスペクトと、恐竜が堂々と地上を闊歩する様子がまさにこの言葉通り恐竜の時代、人間たちを凌駕する圧倒的な存在であることを表しています。
10.ネドリー役のウェイン・ナイトは新作への復帰を熱望していた
前述のドジスンと手を組みパーク内の恐竜の情報を持ち出そうとしていたネドリー。
しかし計画は失敗。最後はディロフォサウルスに殺されてしまいました。
ネドリー役のウェイン・ナイトは、「ジュラシック・ワールド」の製作の段階から映画出演に興味を示していました。
実は生きていたことにして復活したい、とまで語っていました。
既に死亡したキャラを復活させるのはさすがに厳しかったですね。。。
おわりに
今回は映画「ジュラシック・パーク」に関する小ネタ10選を紹介しました。
見返してみると、シリーズファンなら常識レベルのものばかりだったかも。。。
「ワールド」シリーズには多くの初代シリーズへのオマージュがあり、シリーズファンを楽しませてくれますよね。
それは初代シリーズが偉大だからこそのものでしょう。
当時興行収入世界一にも輝いていますし。。。
最新作が公開されている今だからこそ初代シリーズを振り返ってみてはいかがでしょうか。
それでは!
【ジュラシックシリーズの紹介】
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