マリグナント 狂暴な悪夢 ガブリエルの正体やタイトルの意味などをまとめて解説!【ネタバレあり】

ホラー

今回はジェームズ・ワン監督作マリグナント 狂暴な悪夢を紹介します。

ここ最近大作続きの監督が久しぶりにB級ホラーを作ってくれました。

今回はあらすじ、正体不明の存在「ガブリエル」の正体について解説していきます!

それではいきましょー。

※ネタバレを含みます。ご注意ください。

あらすじ

過去何度も流産を経験しているマディソン。再び妊娠した彼女は今回こそは無事出産したいと願っていた。

ある時、恋人のデレクが何者かに首を撃ちつけられて殺害される夢を見る。マディソンが目を覚まし、恋人のいる部屋へ行くとデレクが夢で見た通り首を撃ちつけられて殺害されていた。そして側にいた何者かによって彼女自身も襲われ、子供を流産してしまう。

失意の底にいたマディソン。家に戻ると、外に何者かの気配を感じるようになる。

ある時、マディソンが家で家事をしていると、頭痛に襲われ、見知らぬ女性が暴漢に襲われる幻覚を見る。まるでその場にいるかのようなリアルな映像に恐怖するマディソン。そしてマディソンはその女性は実在し、本当に殺されていたことを知る。

その後も同じような体験を繰り返すマディソン。殺人現場にいてその様子を見ているようなにうなされるマディソン。そして夢で殺された人は本当に殺されていることを知る。

警察に行くも相手にされないマディソン。そんな彼女の元へ非通知で電話がかかってくる。それは彼女の夢で人を殺していたあの男からだった。

その正体が自分の過去に関係あると悟ったマディソン。自分の過去を探るため行動を開始する。そして明らかになる殺人犯の正体。果たしてマディソンとの関係とは。。。

ジェームズ・ワン監督らしさ全開の作品

「アクアマン」「ワイルドスピード」など、大きな作品の監督が続いていたジェームズ・ワン監督。

久しぶりに低予算映画のメガホンと取りました。

彼と言えば「ソウ」「死霊館」「インシディアス」と言った良質なホラー監督。

個人的にはデッド・サイレンスが好きですが。。。

今作は久しぶりに小規模な映画となっています。

怖がらせたり、没入させたりする技はさすがのテクニックです。

そして終盤に衝撃的な展開が待っているなかなかの問題作だと思います。

マリグナント悪夢
(C)2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

ガブリエルの正体

マディソンに殺人の夢を見せていたのはガブリエルという存在。

そしてそれは彼女の過去に関係しているとのこと。

マディソンは子供のころ、ガブリエルというイマジナリーフレンドがおり、たびたび彼女に悪さをするよう唆していました。

彼女の過去を調べると、衝撃の事実が明らかになります。

ガブリエルは子供の頃のマディソンの後頭部から背中にかけてくっついていた寄生性双生児だったのです。

マディソンの脳と直接つながっており、彼女に頭の中で話しかけていたのです。

イマジナリーフレンドだと思っていたのが本当に「頭の中」に存在していたとは。。。

脳以外のつながっていた部分を切除することに成功。しかし脳だけはマディソンの体にも影響が出ることを考慮し、切除せずに彼女の頭蓋骨にそのまま埋め込んだのです。

大人になったマディソン。不意に脳へ大きな衝撃が走ったことで眠っていたガブリエルが目覚めてしまいました

彼女に殺人の夢を見せていた、のではなく、ガブリエルの犯した殺人の様子を脳で映像として共有していたことになります。

このあたりの「そんなバカな^^;」的展開こそジェームズ・ワンの真骨頂だと思います。

めちゃくちゃな展開を楽しむ映画ですね。

ガブリエルの子供時代
(C)2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

ホラーよりもアクション映画?

正体が明らかになったガブリエル。

マディソンの体を乗っ取り暴れまわります。

警察署での戦闘は並みのアクション映画よりも派手にアクションしています。

署内を自在に飛び回り、大勢の警官相手に圧倒していきます。

後ろにマディソンの顔がついているのが何ともシュール

後ろ姿のまま戦う違和感がどうも癖になりますね。

ガブリエルは病院にいるマディソンの母親を手にかけ、さらに妹のシドニーをも狙います。

しかし最後は脳内でマディソンと対話し、彼女の頭の中に作った牢獄に閉じ込められます。

ガブリエルは「永遠には閉じ込められない」という言葉を残しマディソンの頭の中に戻っていきました。

マリグナントガブリエル
(C)2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

タイトルの意味

タイトル「マリグナント(malignant)」は「悪性の」「悪意のある」という意味です。

作中、ガブリエルを悪性腫瘍とし、切除しようとしていました。

まさにタイトル通り、悪性腫瘍が大暴れします。

ガブリエルの起こす事件は悪意に満ちており、悪性腫瘍だけでなく、彼が悪意そのものであることもタイトルで表しています。

おわりに

今回は映画「マリグナント 狂暴な悪夢」を紹介しました。

怖いホラーというよりも、グロも若干あり、スプラッターに近い映画だと思います。

またジェームズ・ワンは濃いキャラを生み出しましたね。

何といってもめちゃくちゃ力の入ったアクションは今作の見どころです。

売れっ子監督なので続編があるかは微妙ですがストーリー的には色々できそうだとは思います。

現在Netflixでも配信中ですので是非観てみてください。それでは!

その他映画紹介はこちら

ジェームズ・ワン監督作の紹介

「ソウ」

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