【ネタバレあり】「インシディアス」1作目を紹介 あらすじ・タイトルの意味も!

ホラー

今回は新作の公開を控えている「インシディアス」第1作目を紹介します。

監督つながりの小ネタやその後の作品へとつながる世界観、ストーリーなどを解説します!

最新作の情報も掲載してますのでぜひご覧ください!それではいきましょー。

※ネタバレを含みます。ご注意ください。

あらすじ

ジョシュとルネの夫婦にはダルトン、フォスター、カリの3人の子供がいた。新居に引っ越して間もない彼らは新しい生活に慣れないながらもあわただしく日常を過ごしていた。

ある朝、ジョシュは一番上の子供、ダルトンを起こそうと彼のベッドへと向かう。しかし何度呼び掛けても反応がない。目を覚まさないダルトンに異常を感じた夫婦はすぐさま医者に診せることにする。しかし原因は不明。ベッドで眠り続けるだけだった。

しかしそこから家でおかしな出来事が起こり始める。

一番下の娘、カリが寝ている部屋で見知らぬ男の気配がしたり、真ん中の息子フォスターは、兄が夜に歩き回ると言ったり。しまいにはダルトンの眠っているシーツに血の付いた手形が見つかる。精神的に参ってしまったルネは再度引っ越しを提案する。

結局新居を引き払い新たな家での生活を始める家族たち。しかし相変わらずダルトンは目覚める気配はない。さらに引っ越した新居でも怪奇現象は続いてしまう。

打つ手の亡くなった彼らの前に現れたのはジョシュの母親の知り合いの霊能者、エリーズ。

彼女の言うことにはダルトンは幽体離脱の能力があり、離脱しているうちにこの世ではない世界に迷い込んでしまったとのこと。そしてそこでは恐ろしい悪魔がダルトンを介してこの世に入り込もうと企んでいるという。

果たしてジョシュたちはダルトンを取り戻すことができるのだろうか。そして正体を現す恐ろしい悪魔の姿とは。

人気シリーズの第1作!

本作は『ソウ』『パラノーマル・アクティビティ』の製作陣がタッグを組んだことで知られています。ジェームズ・ワン監督にリー・ワネルなど、今後もおなじみとなる製作陣が集結。『ソウ』のジグソウも実はこっそり登場しています。気づきました?

オープニングの「INSIDIOUS」タイトルが出る場面や怪奇現象が起こると「ドーン」という大きな音による演出など、音響面の印象が強いです。よくあるのが大きな音で驚かせるホラーですが、この作品では驚かせたあとに音が鳴る、と言う順番が特徴的です。もちろんビックリ要素はありますが。。。

世界観

本シリーズの世界観は、こちらの世界と「あちらの世界」の2つが存在するというもの。「あちらの世界」とはすなわち死者の世界。こちらの世界の住人が「あちら」に行くには、幽体離脱によってこの世界を離れる必要があります。

ダルトンはその幽体離脱の才能があり、自身でも気づかないうちに幽体離脱してしまうほど。その中で「あちらの世界」に迷い込み、帰れなくなってしまった、と言うわけですね。

そうなるとダルトンの体はがら空き状態。「あちら」住人はダルトンの体を狙ってくることになります。

明晰夢なんかでもよく目にする幽体離脱。今作ではそれをこの世とあの世を渡るキーとして描いています。

「あちらの世界」の無音な感じや住人の不気味さはこのシリーズの大きな特徴と言っていいでしょう。あそこに一人で迷い込んだら普通に気が狂いそうです。。。

最大の敵

今作最大の敵は悪魔。はじめは姿を現しませんが、エリーズの降霊によってその姿の一端を見せます。汚い言葉で彼女を罵り、傷つけようとします。

降霊の際のエリーズがガスマスクをしている姿は印象的です。彼女の声を助手のスペックスが聞き取って文字起こしするという流れも面白いです。

引っ越し先の家を見回るエリーズ。そしてついに悪魔と対面します。ジョシュはじめ他の人間には見えないものの、エリーズは部屋の天井を見上げ凍り付きます。

スペックスにその姿を説明しスケッチさせます。そこに描かれたのは赤い顔に黒い体、長い爪の恐ろしい悪魔の姿でした。

こちらの世界にも姿を見せ始める悪魔。その姿はスケッチの通り赤い顔に長い爪、足は馬の蹄鉄のような異形の姿をしています。

初見では普通に怖いんですがスター・ウォーズのダース・モールと酷似している説を目にしてからはそうとしか見えなくなってしまいました。。。

悪魔が普段陣取っているのは「あちらの世界」にある赤い扉の向こうの最深部の部屋。おもちゃがたくさん放置され、レコードで陽気な音楽を流しながら爪を研いでいる様子は、幼稚さとおどろおどろしさが混じった何とも言えないありさまです。

次作への伏線

この作品の面白いところは次回作への伏線がすでに張られている所です。

怪奇現象が起こる家に暮らす家族。ある夜、玄関を叩く音が鳴り響きます。警戒しながら玄関を見回るジョシュ。しかしそこには誰もいませんでした。実はこのシーン、次作で回収されます。色々あって「あちらの世界」にいるジョシュが見つけたのはかつて自分達が暮らしていた家でした。1作目を作った時点で2作目の構想がすでにあったのでしょうか。こうした伏線の張り方は面白いですよね。そして不気味に思っていた出来事も家族を助けるためにジョシュ自ら行っていたという点も良い演出です。

そしてラストシーン。最大の頼りだった霊能者のエリーズはすべてを解決したかに思われます。しかしジョシュを訝し気にみつめるエリーズ。

次の瞬間彼女は突然ジョシュをカメラで撮影します。フラッシュに驚くジョシュ。そしていきなり激高。エリーズの首を絞め、殺害してしまいます。

ジョシュにはまだ悪霊が取り憑いたままだったのです。そして次回作では彼に取り憑いた悪霊とルネ達が戦うことになります。エリーズのいない中、どのようにジョシュを助けるのでしょうか。

おわりに

今回は大人気ホラーシリーズの1作目「インシディアス」を紹介しました。

個人的にかなり好きなシリーズだったので今後2作目以降も紹介できればと思っています。

主演のパトリック・ウィルソンもかなり忙しくなったので今後の作品に登場が難しくなったかなと思った矢先、最新作「赤い扉」では第1作目のキャストが再び集合するという素晴らしいことをやってくれました。

エリーズや彼女の助手のデコボココンビ、成長した息子たちなど、キャラクターには困らないシリーズなので、これからも新作を期待したいですね。それでは!

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