今回は映画「キャビン」を紹介します。ホラー映画界の有名キャラクター、モンスターが大集合したお祭り映画です。
実は下積み時代のクリス・ヘムズワースも出てたりして。。。
今回は映画のあらすじと登場してくるキャラクター達を紹介していきます。
それではいきましょー。
※ネタバレを含みます。ご注意ください。
あらすじ
大学生のデイナは休暇を利用して友人の別荘に遊びに来ていた。
山奥、森の中にたたずむ小さな小屋。普段と雰囲気の違う場所に浮かれるデイナと4人の友人たち。
夜、彼らが部屋でくつろいでいると、地下室の扉が開く音がするのに気づく。
見つかった地下室へ足を踏み入れる一同。
一方、楽しんでいる彼らをカメラで監視する謎の集団。
「ゾンビのバックナー一家」に決まった、と何やら盛り上がっている様子。
その頃、デイナの友人のカートとその彼女ジュールズは外でイチャついていた。
すると突然2人の前にゾンビと思しき複数人が現れ、襲われてしまう。
そのままジュールズは殺され、カートは何とか逃げ出し、小屋に戻る。
しかしゾンビ達は小屋までついてきており、一行を襲いだす。
車で山を逃げ出す彼ら、しかし山を抜け出す際、トンネルが崩落し帰り道を失ってしまう。
絶望し、小屋まで戻ろうとする一同の前に現れるゾンビ。
果たしてデイナ達は生き残り、街まで戻ることができるのか。
そして彼らを監視する怪しげな集団の正体は。。。
B級ホラーの王道展開かと思いきや
序盤は5人の若者が田舎小屋で未知の存在に襲われるという既視感満載の展開で進んでいきます。
しかしその様子を監視する白衣の集団。
彼らが物語のカギを握るのでした。
彼らが行う「儀式」によって若者5人を生贄にすることで、古の神の復活を封じることが目的となっています。
その「儀式」にデイナ達が選ばれ、それぞれが殺害され、血を流すことで神々を鎮め、世界の平和を保っていたのでした。
もし儀式に失敗すれば神が解き放たれ、世界は終焉を迎えてしまいます。
何としてもそれを阻止するために彼らはデイナ達に死んでもらわなければならなかったのです。
そして同様の儀式は世界各地で行われており、日本でも子供達相手にあの幽霊(後程解説します)らしき存在が命を狙う様子がモニターされていました。
今回初めて日本が失敗したことで残された儀式を行うのがデイナ達アメリカだったため、中盤からは彼らにも焦りの色が見られます。
ホラー映画のモンスター達大集合!
何といっても今作の見どころは登場するモンスター達!
様々なホラー映画から客演してきており、製作陣の気合がうかがえます。
今作に登場してくるモンスターは下記の通りとなっています。
※全部が全部載っている訳ではありません。
作中の一覧表に掲載されていたもの
一覧左側
- WEREWOLF・・・ワーウルフ(該当なし)
- ALIEN BEAST・・・フェイスハガー「エイリアン」
- MUTANTS・・・ミュータンツ「サランドラ」
- WRAITHS・・・幽霊「13ゴースト」
- ZONBIES・・・ゾンビ「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
- REPTILICUS・・・レプティリカス「冷凍凶獣の惨殺」
- CLOWNS・・・ペニーワイズ「IT」
- WITCHES・・・魔女(該当なし)
- SEXY WITCHES・・・魔女「デラックス・ウィッチ」
- DEMONS・・・デーモン「悪霊たちの館/呪われたハロウィンパーティー」
- HELL LORD・・・ピンヘッド「ヘルレイザー」
- ANGRY MOLESTING TREE・・・女性を襲う木「死霊のはらわた」
- GIANT SNAKE・・・巨大蛇(該当なし)
- DEADITES・・・死霊「死霊のはらわた」
- KEVIN・・・ケビン(連続殺人鬼、該当なし?)
- MUMMY・・・ミイラ(該当なし)
- THE BRIDE・・・花嫁「鮮血の花嫁」
一覧右側
- THE SCARECROW FOLK・・・かかし「ダークナイト」
- SNOWMAN・・・雪だるま「キラー・スノーマン」
- DRAGONBAT・・・巨大コウモリ「ブレイド2」
- VAMPIRES・・・吸血鬼「吸血鬼ノスフェラトゥ」
- DISMEMBERMENT GOBLINS・・・ゴブリン「Hobgoblins」
- SUGARPLUM FAIRY・・・バレリーナ「くるみ割り人形(特定の映画ではありません)」
- MERMAN・・・半魚人「大アマゾンの半魚人」
- THE REANIMATED・・・ゾンビ「ZONBIO/死霊のしたたり」
- UNICORN・・・ユニコーン(該当なし)
- THE HURON・・・ヒュロン「ラスト・オブ・モヒカン」
- SASQUATCH・・・イエティ(該当なし)
- DOLLS・・・ドールフェイス「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」
- THE DOCTORS・・・医師「TATARIタタリ」
- ZONBIE REDNECK TORTURE FAMILY・・・ゾンビのバックナー一家「テキサスチェーンソー」(レザーフェイスをゾンビ化したもの)
- JACK O’ LANTERN・・・ジャックオーランタン(該当なし)
- GIANT・・・巨人(該当なし)
- TWINS・・・双子「シャイニング」
その他登場するモンスター
- ブロブ「ブロブ/宇宙からの不明物体」
- 巨大タランチュラ「スパイダーパニック!」
- 巨大花「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」
- 巨大タコ「テンタクルズ」
- 殺人ロボット「キルボット」
- 巨大な女性「巨大妖怪女」
- ブーマー、ハンター、タンク、ウィッチ「LEFT 4 DEAD 2」
- ブエノスアイレスで失敗したモンスター・・・キングコング「キングコング」
- 日本で失敗した幽霊・・・貞子「リング」
- ストックホルムの失敗の様子・・・「遊星からの物体X」
- マドリードの燃える城・・・「吸血鬼ドラキュラ」
- モンスター達が格納されている箱・・・「CUBE」
恐らくまだまだ拾い切れていないものもあるかもしれませんが、ざっと並べても多すぎ!そもそも全て正しいかもアレですが…。
(該当なし)は一般的なもので、どの映画かわからない、もしくはモチーフとした映画が無いものを表しています。
巨大蛇とかはどの映画か分らんし^^空想上のモンスター達は映画をモチーフにしたというわけではなさそう。
個人的に目を引くのはシャイニングの双子ですかね。
そして彼らが一同に会するエレベーターホールのシーンは見ものです。
あと、おそらく最後に手だけ登場した神は本作オリジナルだと思われます。
これもモチーフだったらもはやオリジナル要素ないですし。。。
ラストはどうなる
デイナ達儀式の犠牲者は5人。それぞれ「処女」「淫婦」「愚者」「戦士」「学者」という性質を持った5人です。
「処女」以外の4人が死亡し、彼らの血が流れることで儀式が完了するという仕組みになっています。
順調に儀式が進んでいたかに見えましたが、死んだと思われていた「愚者」であるマーティが実は死んでおらず、監視室は騒然となります。
彼が生き残ってしまうと、文字通り世界の終焉を迎えてしまいます。
何とか彼を殺そうとするものの、デイナとマーティの手によって監視室にモンスター達が解き放たれ、監視側の人間は全員殺されてしまいます。
何とかその場を生き残った監視側の責任者がデイナに全てを話します。
マーティが死なないと世界が滅んでしまう。デイナは彼に銃を向けます。
しかし彼女はマーティを殺さず、責任者も飛び出してきたモンスターに襲われ、命を落とします。
儀式は完全に失敗。座り込むデイナとマーティを後目に、巨大な腕が地面から飛び出し、世界は終わりを告げようとするところで物語は幕を閉じます。
バッドエンドですね。。。
最後に登場する神が腕だけしか見えないのがワクワク感があっていいですよね。
どんな終わり方をするのか想像するのも楽しいです。
おわりに
今回は映画「キャビン」を紹介しました。
ほとんどが登場キャラクターの紹介になってしまいましたが。。。
とにかく様々なモンスターが登場してくるので、観ていて楽しいホラー映画だと思います。
しかし「怖い」という要素は正直ありませんが。。。
そして日本要素も出てくるのが良いですよね。各方面のホラー映画へのリスペクトを感じます。
結末を知っていても、登場するモンスターを観るために何度も繰り返し観るのもいいでしょう。
観たことある人もそうでない人もぜひ一度観てみてください!それでは!
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