5月4日に公開が控えている「ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」。今回はその前段階として前作「ドクターストレンジ」のあらすじ、ストーリーをおさらいしたいと思います。まだシリーズを観たことない方も、すでに観たことのある方も少しでも新作の参考になればうれしいです!それではいきましょー
※「ドクターストレンジ」のネタバレを含みます。ご注意ください。
あらすじ
天才神経外科医として多くの難しい手術をこなしてきたドクター・スティーブン・ストレンジ。しかしある時彼は車の運転中に事故を起こしてしまう。病院のベッドで目を覚ますと彼は手をまともに動かすことができなくなっていた。手術ができなくなったことに絶望するストレンジ。必死のリハビリも効果はない。途方に暮れた彼だったが、ある時、阪神不随になり、手術不可能だった男が、いきなり回復し歩いていたという噂を聞く。その男の詳細を突き止め話を聞くと、カマー・タージに行けと諭される。
ネパール、カトマンズを訪れたストレンジ。そこで不思議な力を持つエンシェント・ワンから教えを受けることに。過酷な修行を経て着実に魔術師としての力をつけ始めたストレンジ。その頃同じくエンシェント・ワンの教え子だったカエシリウスは闇の力で永遠の命を得ることができると信じ、暗黒次元(ダークディメンション)の支配者、ドルマムゥを呼び出していた。地球を破滅へと導くドルマムゥ。ストレンジは魔術の力で地球を救うことができるのか。。。
キャラクター
まずは登場するキャラクターを紹介していきましょう!
ドクター・ストレンジ
主人公であるドクター・ストレンジは名前の通り、元天才的な外科医。事故で動かなくなった手を元に戻すために魔術を学び始めます。しかし類まれなる才能と努力を重ねたことで、地球を守るために戦うことを決意します。能力は後程紹介します。
演じるのは名優、ベネディクト・カンバーバッチ。ストレンジは自分の才能を過信している節がありますが、その傲慢さや自信過剰な姿はまさに彼だからこそ表せるものだと思います。
MCU作品にはこの作品以後も登場しています。「インフィニティ・ウォー」では予想通りトニーとは相性が悪く口喧嘩をしていました^^;
エンシェント・ワン
ストレンジの師匠にして、最強の魔術師。至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)の称号を持ち、多くの弟子に様々な技を教えてきました。年齢700歳超え!
長寿であることやその強さの秘密は、実は闇の力を得ていたためであり、それを知ったカエシリウス達は彼女の元を去りました。最終的にはカエシリウスに殺害されてしまいます。
エンシェント・ワンを演じるのはこちらも様々な映画で活躍するティルダ・スウィントン。彼女の持つ怪しげでつかみどころのない雰囲気はとてもいいですよね。MCUでの活躍の場面は決して多くはありませんが、個人的にはかなり好きなキャラクターです。
カエシリウス
元々はエンシェント・ワンの弟子でした。しかしエンシェント・ワンが闇の力を自分だけが使っていることに対して意を唱え、同じ考えを持つ仲間を引き連れて離反します。彼はダークディメンションから力を得るためドルマムゥを呼び出します。最終的にはドルマムゥが地球を去る際に道連れにされ、消滅していきました。
今作のヴィランとなるカエシリウスを演じるのはマッツ・ミケルセン。無慈悲に人を殺す様と彼のサイコっぽい雰囲気がマッチしていて最高です。
相棒のマント
元々はNYの拠点内部のガラスケースに保管されていました。戦闘でケースが割れたことで外に飛び出し、危機に陥ったストレンジを助けます。どうやらストレンジのことを気に入ったようで、仲間からは珍しがられていました。装備すると空中浮遊ができるようになったり、マント自身が相手にとびかかり巻き付くことで行動を妨害したりします。今ではもはや相棒と言ってもいいほどストレンジと行動を共にしています。
実はこのマント、日本製の素材が使われているとか。。。
世界観
魔術師たちはカマー・タージでエンシェント・ワンから魔術を学んでいます。魔術は修行を重ねることで習得できるもので、力の源はマルチバース。マルチバースにアクセスし、その力を借りてきて能力を発動するようなイメージです。
闇の世界、ダークディメンションの主、ドルマムゥは常に地球を我が物にしようとたくらんでいます。ストレンジをはじめとする魔術師たちは、ロンドン、ニューヨーク、香港をそれぞれサンクタムと呼ばれる拠点都市、防衛ラインを築いていました。しかしカエシリウス達の襲撃によって、一つずつ拠点が堕とされてしまいます。最期のサンクタムが堕ちた時、闇の世界からドルマムゥが現れ、地球は滅亡してしまいます。
これを防ぐため、ストレンジは魔術師として立ち上がります。
ストレンジの能力
魔術師の能力はマルチバースから力を借りているもの。ストレンジはこの力を使い、様々な技を発動します。
武器の実体化
マルチバースからエネルギーを得て、オレンジ色の盾や剣、鞭のような物体を作り戦闘を行います。魔術師の最も基本的な技でエンドゲームでは戦闘に参加した魔術師の多くが使用していました。彼らは両手に小さい盾を構えるのが基本スタイルのようです。
スリング・リング
どこでもドア。行きたい場所をイメージしながら手を回すとそこへ通じるポータルを開くことができる。宇宙でも使用でき、地球からはるか遠くの星から地球までのポータルを開いていました。めっちゃ便利。
アガモットの目
インフィニティ・ストーンの一つ、タイムストーンを使うことで、時間を戻したり、進めたりすることができます。また未来を予測することも可能で、インフィニティ・ウォーではサノスを倒すために1400万605の未来を見て、唯一勝利する可能性を見出しました。通常の魔術がオレンジ色なのに対し、タイムスト―ンを使った魔術は緑色になるのが特徴です。
この他にも、分身術やミラーディメンションと呼ばれる現実世界とは異なる世界を作り出すことなど、様々な能力を持っています。
マルチバースの扉を開いた張本人
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」では、ストレンジはピーターの頼みを受けてスパイダーマン=ピーターと知る人物の記憶を消そうとします。しかしこれに失敗?してしまったことでマルチバースを開いてしまいました。これにより、彼らの存在する世界とは異なる世界からの敵がピーター達の地球に攻め込んでくる結果となりました。割と大戦犯。しかし歴代スパイダーマンの共演を見られたのはストレンジのおかげなのでトントンにしておきます。今後のMCU作品はマルチバースが軸となっていくことは間違いないでしょう。そうした意味でも非常に重要な位置づけのキャラクターであると言えます。
おわりに
さて今回はMCU映画「ドクターストレンジ」を紹介しました。5月4日には続編「ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」が公開されます。この機会に観てはいかがでしょうか!
個人的にMCUの中でも特に好きな作品なので、新作公開が楽しみで仕方ありません。
今後のMCU全体の核となる、マルチバースについて、どこまでストーリーが展開していくのか。早く観たい!それでは!
その他映画紹介はこちら