世界的なブランド、GUCCI。その創業家にまつわる事件を事実を元に描いた映画「ハウス・オブ・グッチ」が公開しました。グッチ特有の高貴な雰囲気を出しつつ、レディー・ガガをはじめアカデミー賞常連の俳優が並んだ豪華な映画を紹介します!
「ハウス・オブ・グッチ」あらすじ
1970年代イタリア。超一流ブランドGUCCIの御曹司、マウリツィオ・グッチはとあるパーティーでトラック会社の娘、パトリツィア・レッジアーニと知り合う。意気投合した二人はその後恋仲になっていく。いよいよ結婚という際、グッチ家の経営権を握るマウリツィオの父、ロドルフォは彼女が資産を狙って関係を築いたのだと見抜き、結婚に反対。反対を押し切り、家のすべての資産を捨ててまで結婚を選んだ2人。幸せな日々を送っていたが、ある時疎遠になっていた父が病であることを知る。家に戻り親子の仲を戻すことができたものの、その矢先にロドルフォは他界してしまう。
世界的ブランド一族の莫大な富を相続した2人は何不自由無く過ごしていたが、経営に口出しをしてくるパトリツィアと経営の才覚に乏しいマウリツィオの関係に少しずつ亀裂が生まれ始める。マウリツィオはついにパトリツィアの真の狙いがグッチ家の資産だと気づき彼女を突き放す。途方に暮れたパトリツィアは以前から親交のある占い師、ピーナからとるべき行動は一つとそそのかされる。彼女はついにある事件を起こすことを決意する。超名家に起きた実在の事件を超豪華キャストで映画化する。。。
豪華キャストが繰り広げる一族の骨肉の争い
リドリー・スコット監督をはじめとし、豪華キャストがズラリ。
パトリツィアを演じるのは「アリー/スター誕生」も記憶に新しいレディー・ガガ。そして夫のマウリツィオにスター・ウォーズ新3部作でもおなじみアダム・ドライバー。彼の絶妙に情けなくもプライドを併せ持った雰囲気はこの役にピッタリ。ガガ演じるパトリツィアとの関係も実際こんなだったんだろうなと納得してしまいます。
さらに父ロドルフォの弟アルドにアル・パチーノ。その息子パオロにジャレッド・レトという顔ぶれ。
ジャレッド・レトの役作りは本物?
そして最も印象深いのはマウリツィオのいとこ「バカ息子」パオロ役ジャレッド・レト。彼の役への入り込みはどの映画でもすさまじいですよね。「スーサイドスクワッド」でのイカれた雰囲気のジョーカーは衝撃でした。また「チャプター27」では、体重を2か月で30キロも増やしたことは有名ですね。今回のパオロも同じように太った役でした。今回は特殊メイクを使って撮影に臨んだようですね。撮影前に6時間もかけたそう。彼の役に対する姿勢はいつも驚かされます。そして御年50歳。若い。若すぎる。
感想
グッチ家の経営の崩壊とそこからの再生が始まるまでの様子を誇張もありながら丁寧に描いていると思います。マウリツィオが追放される際の会食での牛の話なんかは皮肉が効いていて面白かったです。グッチの雰囲気をしっかり出しつつストーリーとして無駄のない話で、長尺でしたが飽きずに見ることができました。
ただ強いて言うならば、親子関係の修復が早すぎた気もします。もっとドロドロな展開があっても面白かったのかもしれません。事実に基づいているので難しいかもですけどね。
さて今回は映画「ハウス・オブ・グッチ」を紹介しました。個人的に大好きなブランドだったので雰囲気を楽しむような観方もありかなと思います。ぜひご覧ください!それでは。