Netflixで昨年12月から「ドント・ルック・アップ」が公開されています。ネトフリ史上でもトップクラスの視聴回数を誇るブラックコメディ映画のあらすじとキャストについて紹介していきます!
「ドント・ルック・アップ」あらすじ
天文学者のミンディ博士(レオナルド・ディカプリオ)と彼の元で学ぶ博士候補生ケイト・ディビアスキー(ジェニファー・ローレンス)は天体観測中に新しいすい星を発見する。大発見だと大喜びしているのもつかの間、すい星の予測軌道を計算すると、6か月と14日後に地球に衝突するという衝撃の結果が導き出される。仮に地球に衝突すれば地球上すべての生命が絶滅するレベルの大災害を引き起こす。
どうにか衝突を回避し、地球を救うべくアメリカ合衆国大統領に直々に話をするも目先の選挙に気を取られる大統領にあしらわれる始末。何もしない政府、必死に行動する彼らを冷ややかな視線で見る世間。それらに耐えながら彼らは衝突を回避できるのか。
現代に本当に起こったら
きっとこうなるぞ、っていうことをコメディ強めではありますがリアルに描いている映画だと思います。目先の支持率しか気にしない政治家、あまりにも自分にかけ離れすぎているため現実ととらえられない世間の人々。そして危機を回避しようと奔走する博士自身も、「最もセクシーな科学者」と囃し立てられ、浮気に走ってまう。人間味があり、結局はいざというときに地球を救うスーパーヒーローなんていないことを改めて実感させられます。。。
実際国民や世界の人々に「もうすぐ滅亡ですよ」なんて発信できるのだろうか。ギャグシーンの印象が強いですが、シリアスに考えるとかなり難しい問題ですよね。
超豪華キャストによる超ブラックなコメディ
個人的には豪華キャスト陣が一番の見どころかなと思います。
主演のミンディ博士を演じるのはレオナルド・ディカプリオ。ケイト役にはジェニファー・ローレンスという2人の主演。さらに目先の利益しか考えない無能大統領をメリル・ストリープが演じています。彼女の大統領役は終始あの大統領を皮肉し続けています。帽子かぶって演説するシーンは最高でした。
他にも
ジョナ・ヒル:大統領のマザコン息子。大統領首席補佐官
ケイト・ブランシェット:ミンディ博士と浮気仲になっていくニュースキャスター
ティモシー・シャラメ:スケーターで荒れた生活を送っている青年
マーク・ライアンス:世界トップクラスの富豪ですい星の中にある鉱物を狙っている男
アリアナグランデ:お騒がせな歌手
あとはクリス・エヴァンスもでてました!映画監督役ですね。
感想
予備知識なしで観ました。初めはSF系の作品なのかと思えば実際は人間のリアルな感情や行動を笑いも交えて描いていたのでビックリ。人類滅亡という絶望的な状況なのに妙にユーモアがあり、その中で現代への皮肉と警鐘的な要素も含めた面白い映画だと思います。そもそも監督のアダム・マッケイは環境問題に対して強い危機感を覚えていたのに、世の中ではそこまで注目されていないことに対する不満を持っていたようですね。それをよりSF的にすることでより多くの人が目にし、現代の社会に対する彼の思いが少しでも伝わればという気持ちがあったのだと思います。
「無関心でいるとこうなるよ^^」って監督に言われてる気がする。。。
今回はNetflix映画「ドント・ルック・アップ」を紹介しました。最後の落ちも最高なのでぜひ観てみてください!それでは!
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