今回はいろんな意味で伝説的なホラー映画「テリファー」を紹介します。
邪悪なピエロが人々をとにかく惨殺して回る映画。観た人に強烈なインパクトを与え、続編の公開も決まっている本作。
今回はそんな本作のあらすじや続編情報、見どころなどを紹介していきます。
それではいきましょー。
※ネタバレを含みます。ご注意ください。
あらすじ
ハロウィン。パーティー帰りのタラとドーンは、ダイナーでピエロに扮した男に遭遇する。不気味にこちらに笑みを浮かべるピエロの男。
2人を後にダイナーを後にするピエロ男だったが、なぜか彼のことが妙に気なるタラ。
気にせず帰ろうと車に戻る2人だったが、タイヤがパンクしており、身動きが取れなくなってしまう。
タラの姉に助けを求め、迎えを待つ2人。
その間、ダイナーにあのピエロが戻ってくる。ピエロは店員2人を惨殺。不敵な笑みと共にその場を後にする。
迎えを待つタラは、トイレを借りに入ったアパートで、あのピエロに出くわす。
執拗に追い回されるタラ。
果たして彼女はピエロから逃れることができるのか。そして殺人ピエロの狙いとは。。。
ヤバすぎるピエロが襲い掛かる!残虐ホラー!
何といっても本作の特徴は一度見たら忘れられない見た目のピエロ。
真っ白な顔に浮かぶ虚ろな目と黒い歯が不気味さを引き立たせます。
とにかく惨たらしく人を殺していく展開に思わず目を背けてしまいます。
ホラー、というよりもスプラッターの方が正しいかもしれません。
ストーリーもへったくれもなく、ひたすらに目に映る人物を襲い続けるピエロ「アート・ザ・クラウン」。作中一言も発さずにニタニタと笑いながら襲い掛かってきます。
そしてこの映画、公開されたのは2016年と比較的最近。にもかかわらず映像がやたら古く感じます。このあたりの演出もピエロの不気味さを際立たせていますよね。
最悪のピエロ「アート・ザ・クラウン」
今作の主人公?であるピエロ。彼の正体は何者なのでしょうか。
何を考えているかはさっぱり。なぜ人を襲うのか、その動機も一切不明です。
ただし、襲い掛かった人間から反対に攻撃されて怯むような姿も見せていることから、中の人はいたって普通の人間であると推測できます。ただし、作中一切声を発しませんが。
身体的にはいたって一般的な体格をしており、それほど戦闘能力があるわけでもありません。
しかし、ラストには死んだと思われていた彼が死体袋から飛び出してくるホラー映画特有の演出があるので、謎の主人公補正的なものはかかっているのでしょうか。。。
演じているのは、デヴィッド・ハワード・ソーントンという俳優です。1979年生まれのアメリカ人俳優で、代表作はこのテリファーシリーズとなっています。作中では一切素顔は見られませんが、あれだけヤバイ殺人鬼の役を演じられるんだから演技力は高いんでしょう。他の作品でもお目にかかることを期待してます。
ちなみにこのアート・ザ・クラウン、この映画が初登場ではないんです。
本作監督のデイミアン・レオーネが監督・脚本を務めた短編映画「The 9th Circle」にてチョイ役で登場してきます。その中に登場してくるキャラクターの中から彼をピックアップして映画に仕上げたのが本作。この時も同じくハロウィンに女性にちょっかいをかけています。
映画としてのスタイルはオーソドックス
ホラー映画としての展開は割と王道的だなと思いました。ストーリーよりも相手の追い詰め方や殺し方が見どころなのかなと思います。
初っ端、ダイナーでいざこざを起こしたアート・ザ・クラウンは、店主の首を切断、目をくり抜き、まるでハロウィンのカボチャのようにロウソクを立てています。
これは様々なホラー映画の中でも中々の芸術点ですね。
終盤は余裕がなくなってきたのか、割とただ殺す、と言う感じになってしまっていましたが。。。
まさかの続編が公開!
あまりのインパクトで世間をにぎわせた前作から6年、まさかの続編「テリファー 終わらない惨劇」が全米で公開されました。日本のでの公開は2023年6月予定です。惨劇が終わらないそうです。
今作では、アート・ザ・クラウンの妹分的な女性版ピエロが登場してきます。
女の子にやさしいアート・ザ・クラウンは謎に愛嬌があって今作も楽しみですね!
今回はある家族VSアート・ザ・クラウンという構図なんでしょうか。
いずれにしても今作でもいろいろな殺し方が期待できそうです!
既に公開されたアメリカでは、上映中に気絶したり、嘔吐したりする人が発生するなど、まさに劇場内が惨劇と化したエピソードもあるとか。。。
こんなこと言われてしまうと、観てみたくなりますよね!
おわりに
今回は映画「テリファー」を紹介しました。
ホラー映画界に彗星のごとく現れた新スター、アート・ザ・クラウン。
出くわしたら絶対に助からなそう。
次回作では意外にカワイイ一面も見られそうなアート・ザ・クラウンの活躍に今後もめが離せません。前作を観て続編の公開に備えよう!それでは!
その他映画紹介はこちら