今回は有名なホラー映画に登場する印象的なキャラクターのランキングTOP20を作ってみました。
あくまで印象度で大分主観が入ってますがご容赦ください。
それではいきましょー。
- 20位 佐伯俊雄(呪怨)
- 19位 ドラキュラ伯爵(クリストファー・リー版)
- 18位 シライサン(シライサン)
- 17位 レスタト・ド・リオンクール(インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア)
- 16位 チャッキー(チャイルド・プレイ)
- 15位 マイケル・マイヤーズ(ハロウィン)
- 14位 リップスティック・フェイス・デーモン(インシディアス)
- 13位 ダミアン・ソーン(オーメン)
- 12位 双子(シャイニング)
- 11位 ヴァラク(死霊館シリーズ)
- 10位 アート・ザ・クラウン(テリファーシリーズ)
- 9位 メアリー・ショウ&ビリー(デッド・サイレンス)
- 8位 レザーフェイス(悪魔のいけにえ)
- 7位 フレディ・クルーガー(エルム街の悪夢)
- 6位 パズズ(エクソシスト)
- 5位 ジェイソン・ボーヒーズ(13日の金曜日)
- 4位 加耶子(呪怨)
- 3位 ペニーワイズ(IT)
- 2位 アナベル(死霊館シリーズ)
- 1位 貞子
- おわりに
20位 佐伯俊雄(呪怨)
加耶子の息子であり、“子供だからこそ怖い”を体現したキャラクター。
言葉を発さずにただ立ち尽くす姿、不気味な視線、そして猫のような鳴き声が、独特の不安感を生み出します。背景を知ると普通に可哀想な存在で、不気味ではありますがそこまで悪さはしてこないのでまだセーフ。

19位 ドラキュラ伯爵(クリストファー・リー版)
ホラー映画の原点ともいえる存在。気品と威厳、そして冷徹さを兼ね備えた吸血鬼像を確立。
ドゥークー伯爵でおなじみの名優、クリストファー・リーが演じたことで、時代を超えて恐怖のアイコンとなりました。この時も伯爵ですね。優雅な立ち振る舞いの中に潜む野獣のような恐ろしさが、今なお根強い人気を誇ります。ちなみにリーはこの映画で一気にスターに上り詰め、3大ホラー俳優の一人として知られることになりました。

18位 シライサン(シライサン)
SNS世代の都市伝説ホラーとして登場した現代的な怨霊。
白い着物、長い黒髪という伝統的なビジュアルを引き継ぎつつ、拡散・伝染する呪いという新たな怖さを提示したキャラクター。スマホ社会に潜む“見ること=呪い”という構造が新鮮かつリアル。何といっても目の異様な大きさが一度見ると中々頭から離れないインパクトです。
17位 レスタト・ド・リオンクール(インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア)
美しき吸血鬼。恐怖というよりは“人間の暗い欲望の象徴”のような存在で、ゴシックホラーの要素が強い本作。
トム・クルーズによる高貴で妖艶な演技が印象的で、吸血鬼像をスタイリッシュに変えたキャラクターです。美しさと哀しさを伴う異質なホラー枠として存在感は唯一無二。
個人的にこの時のトムのかっこよさは歴代でも最高だと思います。

16位 チャッキー(チャイルド・プレイ)
殺人鬼の魂が宿った人形チャッキー。小さな体に不釣り合いなほどの狂気と暴力性を持ち、人形の恐怖を広めた元祖的存在。
コミカルな一面と、本気で襲ってくる恐怖のギャップが強烈。シリーズが進むごとに進化する“人格”にも注目が集まります。
ちなみにリメイク版では、スター・ウォーズでおなじみのマーク・ハミルが声優として声を当てています。

15位 マイケル・マイヤーズ(ハロウィン)
無表情の仮面に包丁を持ったスラッシャー界の元祖的存在。
彼の怖さは“説明されないまま”進む動機と感情のなさにあり、理解不能な存在として恐怖を呼び起こします。追ってくるだけで心が凍る、沈黙の恐怖の化身。
人間なはずなのに銃弾を食らっても割と平気な感じなのはギャグっぽくて好きです。

14位 リップスティック・フェイス・デーモン(インシディアス)
ダースモール。
真っ赤な顔に黒い輪郭、まるで悪魔がメイクを施したようなインパクトあるビジュアルが特徴。
登場時間は短いながら、シンプルに“見た瞬間に怖い”存在で、『インシディアス』の怖さの中核を担っています。画面に現れるだけで空気が変わるビジュアルの強さは特筆もの。
インシディアスシリーズは現実の世界と「裏の世界」という2重構造がとても面白いです。
彼はその「裏の世界」のボス的な存在として君臨していました。

13位 ダミアン・ソーン(オーメン)
悪魔の子ダミアン。無垢な子供の姿に宿る邪悪さがテーマ。
“不吉の象徴”として演出される演出と、周囲がどんどん破滅していくストーリーが、観客にじわじわとプレッシャーを与え続けます。その静けさが逆に恐ろしい。
彼の場合は直接彼が怖い、というよりも彼の周りで起こる彼に有利に働きすぎる現象が恐ろしいですよね。
シリーズが進むにつれて大人になっていき、大人のダミアンを演じたのは、「ジュラシックパーク」シリーズのグラント博士役のサム・ニールでした。

12位 双子(シャイニング)
ホテルの廊下に佇む双子の幽霊。静かな不気味さと不可解な存在感が観る者の記憶に刻まれています。
言葉も動きも少ないのに、“画面に映るだけで怖い”を体現した存在。説明がない言語化不能な恐怖の象徴とも言えます。
絶妙な表情で、ただそこに立っているだけで、圧倒的な存在感を出したあのキャラクターは本当にすごいです。

11位 ヴァラク(死霊館シリーズ)
修道女の姿をした悪魔ヴァラク。宗教的なモチーフを活かし、視覚的インパクトも強烈。
“神聖なものが最も邪悪である”という皮肉的な構図を体現しており、シリーズ内で最も印象に残る存在として語り継がれています。白と黒のコントラストが生み出す恐怖も見事。
戦争によって封印されていた悪魔が解放され、修道女にのっとったためこの姿になっています。

10位 アート・ザ・クラウン(テリファーシリーズ)
とにかくめちゃくちゃなピエロ。見た目から悪意がビシビシと伝わってきます。
登場作品『テリファー』では、その残虐さと不気味さが一線を画しており、“ピエロ恐怖症”を決定づける現代のホラーアイコンとして存在感を放ちます。B級であることが逆に個性になっている稀有な存在。彼もまたダメージを受けても平気で反撃してくるタイプです。
続編では女児版も登場。。。

9位 メアリー・ショウ&ビリー(デッド・サイレンス)
腹話術師のメアリー・ショウと人形のビリー。沈黙の恐怖と人形特有の不気味さを融合させたキャラクター。
“声を出したら死ぬ”というルールが生む緊張感は、観客を常に不安にさせ、観終わった後も心に残る静かな恐怖を残します。人形ホラーとしての完成度も高い。
ビリーがガチギレするシーンは印象的。メアリー・ショウも引いてました。。。
最後のオチもかなり良し。

8位 レザーフェイス(悪魔のいけにえ)
チェーンソーを手にした無慈悲な殺人鬼。粗暴で獰猛なその姿は、スプラッター映画の代名詞的存在。
食肉処理場を連想させる環境設定とともに、観客の五感を刺激する“音と臭いが伝わってきそうな恐怖”を作り上げています。視覚と聴覚の暴力が一体化した存在。
家族仲は悪くない模様。

7位 フレディ・クルーガー(エルム街の悪夢)
夢の中で襲いかかる殺人鬼フレディ。鋭い鉄爪と皮肉な言動が特徴で、怖さとカルト的な人気を両立しています。
基本的に夢の中では無敵なので倒すには現実世界で特殊な倒し方をしないといけません。
“眠ったら終わり”という絶対的な恐怖設定が多くのファンを惹きつけ、ホラーでありながらどこかポップな側面も持ち合わせた稀有なキャラ。トラウマとユーモアの奇妙な共存が魅力。

6位 パズズ(エクソシスト)
1973年の古典ホラー『エクソシスト』に登場する悪魔パズズ。悪魔憑依ものホラーの先駆けであり、映画史に残る影響力は計り知れません。本体としては冒頭に石像が登場。
見た目のインパクトではなく、じわじわと精神を侵食するタイプの恐怖。観た人の心に“悪が存在するリアリティ”を突き付ける存在です。神と悪魔という超越的な恐怖を体現した存在。

5位 ジェイソン・ボーヒーズ(13日の金曜日)
殺人鬼ジェイソンはホラー界の鉄板。ホッケーマスクと大きな斧がトレードマークで、無敵の怪力と不死身の設定が彼の怖さを底上げしています。
彼の魅力は“無言の圧”と“追い詰められる絶望感”。森と湖という閉鎖空間の中で追われる恐怖はスラッシャー系の原点です。静かに追ってくるタイプの究極。
前述のフレディとは映画で激しい戦いを繰り広げ、その後は。。。

4位 加耶子(呪怨)
日本が誇る怨霊系ホラーの代表格、加耶子。呪いの連鎖を象徴し、幽霊の中でも特に悲しみと怒りが交錯した存在感が強烈。
黒髪、白い肌、うつむいた姿という和製ホラーの様式美を極めた存在であり、“ただ存在しているだけで怖い”という領域に到達したキャラです。音を使わずに怖がらせる真骨頂。
アアアアアア、というあの声は忘れられません。

3位 ペニーワイズ(IT)
狂気のピエロ、ペニーワイズは恐怖の象徴。見た目の派手さと精神的な恐怖を融合させたキャラクターで、子供たちのトラウマ製造機として不動の地位を築いています。
彼の魅力は“恐怖の変幻自在さ”にあります。人の恐怖心を具現化する能力により、観る者それぞれに異なる怖さを与える。ピエロという一見コミカルな存在が恐怖に転じた代表格です。
新旧どちらの作品も演じた俳優の力量がとても高く、キャラクターのクオリティを底上げしています。

2位 アナベル(死霊館シリーズ)
『死霊館』シリーズから誕生した呪いの人形アナベル。無垢な見た目とは裏腹に、邪悪な力が宿るその姿は数多くのスピンオフ作品でも注目を浴びています。静かな恐怖とじわじわ迫る不気味さが特徴です。
実在の事件がベースにある点も大きなポイントで、“実話”という言葉が持つ説得力が怖さに拍車をかけています。静かにそこにいるだけで恐怖をまとえる、数少ないキャラです。
映画では大分脚色された恐ろしい見た目をしていますが、本物は子供向け人形らしくかわいらしい見た目をしています。一度本編にもちらっと本物が出たことがありますね。

1位 貞子
日本ホラーの代名詞とも言える“貞子”。『リング』シリーズで有名なあの長髪の呪いの幽霊は、テレビ画面から這い出てくる衝撃的なシーンが今なお語り草。恐怖の象徴として日本のみならず世界中にその名を轟かせたキャラクターです。
さらに印象的なのは、彼女の恐怖が“テレビの中から現実世界に這い出てくる”というアイデアの新しさ。当時の映像メディアの在り方すら揺るがすような発想で、視覚的インパクトと心理的トラウマを同時に植え付けました。
個人的にはアメリカ版のも好きです。生生しさはオリジナルの方が上ですが。

おわりに
今回はホラー映画に登場する印象的なキャラクターをランキング形式で紹介しました。
まだまだ紹介できていないキャラクターが数多くいますが、それはまた別の機会に。
皆さんもこの機に観たことある映画も、まだ観たことないホラーシリーズも観てみてください!それでは。
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