今回はDisney+にて公開されているスター・ウォーズシリーズ最新の短編集、「テイルズ・オブ・ジェダイ」を紹介していきます。
「クローン・ウォーズ」シリーズの流れを汲む6話の短編ストーリーを全編小ネタを入れつつ紹介していきたいと思います。
シリーズでも重要な役割となる2人のジェダイに焦点を当てた本作。熱くなる展開ばかりで一瞬で全話を見てしまいました^^;
それではいきましょー。
※ネタバレを含みます。ご注意ください。
第1話 生と死と
惑星シリ。アソーカの種族であるトグルータの村人と通過儀礼を描きます。
産まれたばかりの子と母親で狩りに出かける風習があるよう。
そこで遭遇するのが巨大なトラのような生物。
トラに襲われ、アソーカを連れ去られてしまう。村人総出で捜索しようとした矢先、トラを従えて一人村に帰還するアソーカ。彼女の姿を見て長老は「アソーカはジェダイだ」と言い彼女の才能を見出します。
アソーカの故郷である惑星シリが初めて登場しました。
この後アソーカはジェダイマスターのプロ・クーンに連れられ、ジェダイオーダーに加わります。
ジェダイとして数々の戦地を経験し、銀河帝国時代にも影で活躍していた彼女の生まれが明らかになった貴重な回でした。
第2話 正義
さらわれた元老院議員の息子の捜索任務に向かったドゥークーと彼のパダワンの物語。
ドゥークーとパダワンは諸悪の根源であるダゴネ議員と彼の衛兵との戦闘に。
議員を追い詰めたドゥークーは彼をフォースで締め上げます。
パダワンは彼を制止し議員は死なずに済みました。
ドゥークーはパダワンに「お前は多くの命を救った。クワイ=ガン・ジン。」と声をかけ、星を後にします。
ドゥークーとクワイ=ガンの子弟時代を描いた本作。待ってました、若い頃のドゥークー!
ドゥークーの隣にいる時点でおそらくクワイ=ガンだと分かった人も多いはず。ライトセーバーもアタロの構えです。
ドゥークーはライトセーバー青だったんですね。このころから自身の信じる正義に反するものへの暴力を厭わない性格が出ています。
そしてクワイ=ガンとの信じる正義の違いも浮き彫りになっています。
ドゥークーは結構熱くなりやすい性格のようで、クワイ=ガンが彼をうまくいさめていたのかなとか想像しますね。
第3話 選択
ドゥークーとメイス・ウィンドゥの2人のジェダイマスターの話です。
2人があたるのは死亡したジェダイマスター、カトリの遺体を回収する任務。
カトリの死亡現場にいた議員を疑うドゥークーと規律を重んじるウィンドゥの軋轢を描きます。
事件解決後には、ウィンドゥが評議会メンバーとして迎え入れられる中、ドゥークーは変わり者として周りから疎まれる様子も。
ドゥークーのオーダーへの不満が募る様子が描かれます。
今話ではドゥークーとウィンドゥという強者2人が任務に向かいます。この時点で勝利確定かな。
当時から強力なジェダイだったようで2人のライトセーバーさばきは圧巻です。
しかしこの2人によくケンカを売りましたね。。。
そして葬儀のシーンではプロ・クーンやキ=アディ・ムンディなど、EP2やクローン・ウォーズに登場するジェダイが多く出てきているのもワクワクです。
少しずつ着実にジェダイに対しての不満が募っていく描写がうまいですよね。
第4話 シス卿
オーダーへの不満が募るドゥークー。彼がシスの暗黒卿となる直接のきっかけを描きます。愛弟子のクワイ=ガンがシス卿と遭遇しても何も動かないオーダーへの不満は最高潮に達したドゥークー。
ジェダイの長老、マスター・ヤドルはドゥークーの挙動を気にかけている様子。結局ドゥークーはシスの暗黒卿とつながっており、彼自身シスに取り込まれてしまっていました。必死に止めようとしたヤドルも殺害し、ついにシスの暗黒卿、ドゥークー伯爵が誕生したのでした。
サイフォ・ディアスの持っていたカミーノのデータを削除し、自分のものと置き換えるドゥークー。
やはり裏でかなり動いていたことが分かります。
オビ=ワンと会いたがっている様子があり、この時はまだ対面したことが無かったことが分かります。この後めっちゃ遭遇しますけどね。。。
それにしてもヤドルを取り上げてくれるのは本当にうれしいです。予告で動き回る彼女の姿を見て感動しましたが、本編でさらに感動。
レジェンズではアナキンをかばって死亡したとされていますが、正史ではドゥークーに殺されていたとは。。。
評議会から退いてまで彼を助けようとするする姿、そして重い扉をフォースで持ち上げる姿はめちゃくちゃカッコいいです。
第5話 継続は力なり
アナキンの元で修行に励むアソーカの訓練が描かれます。
ジェダイの訓練に疑問を抱くアナキンはアソーカを連れ出し、自身のレッスンを受けさせます。それはクローンのレックスと彼の部下による銃撃をよけ続けるというもの。
より実践に近い形式での訓練を行ってきたことが、彼女の成長の裏付けとなった回です。
ジェダイの訓練は結構地味ですよね。
もちろんドロイドから撃たれるブラスターをかわすだけではないとは思いますが。
訓練の際に見学していたジェダイの子弟はマスター、デパ・ビラパと若い頃のケイナン・ジャラスですかね。
アナキンオリジナルの実際のクローンを使った訓練というのが面白いですね。
いかなる時もこの訓練を積んだことによって(?)彼女はあの年で並みのジェダイを超える実力を持っていました。
レックス達の攻撃を凌げれば戦場では無敵、というアナキンのセリフも良いです。
彼らへの信頼が現れています。
第6話 決意
オーダー66の後、裏で活躍することになるアソーカの決意が明らかとなる回。
散り散りなったジェダイ達の中、死亡したパドメの葬儀にアソーカも密かに参列。
その後は辺境の惑星で労働しながら身を潜めていますが、ある事件をきっかけに正体がバレ、尋問官が彼女に襲い掛かります。
尋問官を退けた彼女は「フルクラム」として帝国と戦うため立ち上がります。
アソーカがオーダーを離れ、再び正義のために戦う決意をするまでの物語。
オーダー66で帝国から追われる身となった生き残ったジェダイ達。様々な星を転々とし、人目に付かないよう暮らしていました。
アソーカもその一人。
オーダー66の直後に行われたパドメの葬式にアソーカも参列していたんですね。
めちゃくちゃ危険な橋を渡っていますが、彼女への特別な気持ちもあったのでしょう。
そしてオーガナ議員。
彼はジェダイ達が身動き取れない帝国の支配下において、非常に重要な役を担います。
葬儀の後にアソーカと2人で話した際も彼女の力になろうとしていました。
トルーパーから移動を促された時に語っていたセリフはアソーカに向けての物でしょう。
彼らをうまくかわしながらアソーカへのメッセージをあの場で思いつき話すという回転の速さがうかがえます。
それにしてもアソーカは尋問官を瞬殺していましたね。前話の訓練の賜物でしょうか。。。
おわりに
今回はDisney+にて配信されている「テイルズ・オブ・ジェダイ」を紹介しました。
第1話、第5話、第6話をアソーカ、第2、3、4話をドゥークーに焦点を当てたストーリー展開となっています。
2人に大きなつながりはないですが、ヨーダから続く弟子の系譜はアソーカまで直系でつながっています。
孫弟子の孫弟子、という遠いつながりとはいえ、ジェダイの中で非常に大きな存在だった2人。そして2人ともジェダイの傲慢さや驕りを目の当たりにし、オーダーを離れているという共通点。
彼らの裏での苦悩や葛藤を描く本作。
こうした裏ストーリーをしっかり補完してくれるのがスター・ウォーズシリーズのいいところ。
また、その他のジェダイについても時間は短いですが活躍しています。
「クローン・ウォーズ」好きな人は見て損はなし!そうでない人も楽しめると思います!
さらにスター・ウォーズシリーズは今後、「マンダロリアン」やアソーカを主人公にしたドラマなど、様々な企画が進行中です。
シリーズの発展に目が離せません!それでは!
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