今回は映画「透明人間」を紹介します。
文字通り目に見えない存在から襲われるけどその正体は、、、というサスペンス要素強めの本作。
今回は映画のあらすじから結末、見どころをまとめて紹介していきます。
それではいきましょー。
※ネタバレを含みます。ご注意ください。
あらすじ
ある日の真夜中。
セシリアは恋人のエイドリアンからのあまりの束縛に耐え兼ね、彼が寝ている隙に家を飛び出し、逃げ出すことに成功する。
エイドリアンは世界的な科学者で、欲しいものは全て手に入れる人間だった。
セシリアは彼に食べるもの、着るもの、考えることさえも全てコントロールされた生活から逃れるために、脱出を試みたのだった。
後日、妹エミリーにかくまわれていたセシリアの元に一通の手紙が届く。
それはエイドリアンが自殺し、彼女に遺産を遺した、というものだった。
エイドリアンをよく知るセシリアは彼が自殺などするはずがないと怪訝に思いながらも、遺産を手にする。
その後すぐに彼女の周囲におかしな現象が起こるようになる。
コンロの火が急に強くなったり、シーツが急に落ちたりと、身の回りに起こる不可思議な現象。
精神的に追い詰められていくセシリアはある考えにたどり着く。
「エイドリアンは死んでおらず、透明になって自分に復讐しようとしているのでは」
そうこうしている間にも怪奇現象はエスカレートしていき、命に関わる事態にまで発展していく。
「透明人間」の正体とはエイドリアンなのか。果たしてセシリアは目に見えない存在の正体を突き止めることができるのか。
激ヤバな元カレが透明になって襲ってくる
エイドリアンは天才的科学者でイケメン。頭がよく金持ちという超ハイスペック人間。
しかし、その完璧さゆえ、自分の欲しいものはどんな手を使っても手に入れるという性格をしています。
金も名誉も手に入れた男にとって最も欲しいものがセシリアでした。
彼は彼女と暮らし次第に彼女の心まで支配していくようになります。
そして自分の子供を産ませようと企みます。
しかしセシリアが逃げ出してからは透明になり鬼のように追いかけます。
透明になり彼女を追い詰め、自分の元へ戻ってくるように仕向けるのです。
計画が他人にバレそうになると容赦なく殺害するサイコっぷり。透明だからバレないですしね。
エイドリアンは兄のトムと共に様々な手を使ってセシリアを追い詰めていきます。
セシリアの妹を殺害し、さらにその罪をセシリアに擦り付けるなど、透明であることをいいことにやりたい放題。
徹底的に彼女を追い詰めます。
しかしセシリアも妹を殺されたことで彼への復讐に目覚めます。
復讐の鬼と化したセシリアとサイコ彼氏エイドリアンの激しい戦いは多くの人を巻き込んで繰り広げられていきます。
透明人間の正体
前述の通り、セシリアの周りで起こる怪奇現象は透明人間となったエイドリアンが起こしていたものでした。
ではなぜ彼が透明人間になったのか。
答えは彼の頭脳にありました。
彼は天才的な頭脳を活かし、着ることで透明になれるスーツを発明。
いわゆるお化け的な要素ではなかったんですね。
それを着てセシリアの前に現れます。
彼女は早々に彼が自殺などしていないこと、透明になって現れたことを見抜いていました。
これは序盤で彼の家から逃げ出す際に落とした薬が自室にあったためでした。
わざわざ薬を持ってくるあたりにエイドリアンのナルシスト的性格が出ています。
質量のあるタイプの透明人間
よく議論される「透明人間になったらどうするか」。完全にエロいことしか考えられませんが。
こういう話になると、透明人間とはどのようなものか、前提が大切になってきます(なんの話だ)。
透明人間というと、物に全く触れることができない「質量のない」タイプの透明人間と、物に触れることができる「質量のある」タイプの透明人間がいます。
今作における透明人間は完全に後者です。
まあ生きた人間がスーツを着ただけですから当然ですが。。。
そのため、透明だから無敵、というわけではなく、セシリアからの攻撃にダメージを受ける様子も見られます。
そしてスーツが破損してしまえばもはやただの人。彼女の攻撃によってスーツが故障し、黒い全身タイツが出たり消えたりを繰り返す姿は何ともシュールでした。
2人の戦いの結末は
妹を殺害した罪を着せられ、収監されたセシリア。
独房にエイドリアンが現れます。
予見していたセシリアの反撃でスーツが破損し、ついに周囲の人間にもその存在が明るみになります。
激しい戦闘の末、ついに透明人間を倒すことに成功したセシリア。
スーツの顔部分をめくると、そこにあったのは、エイドリアンの兄、トムの顔でした。
その後、エイドリアンが自宅で縛られた状態で発見され、一連の事件はトムが仕組んだものだとして片付けられようとしていました。
しかしエイドリアンの本性を知るセシリア。彼女はそれすらもエイドリアンが裏で手を引いていると疑います。
最後は単身エイドリアンの家に乗り込んだセシリアが例の透明になるスーツを身に付け、彼をナイフで殺害。
突然自殺を図ったとして片付けることで彼女はエイドリアンを倒すことに成功します。
しかし彼を殺した直後のセシリアの表情はもはやどちらが悪か分からないような恐ろしいものでした。
まあ当然妹を殺されてはいますがセシリアも中々アレですよね。
最後の勝ち誇ったような絶妙な表情は透明人間よりも目に見える人間が一番恐ろしいということを感じさせます。
おわりに
今回は映画「透明人間」を紹介しました。
透明人間系で言うと、「インビジブル」っていう映画が有名ですよね。エロ要素がめちゃくちゃある映画でテレビでもたびたび放送していました。。。
今作は残念ながらそういう要素はありません^^^^^
透明になれるスーツ、というのは新しい設定ですよね。
ぜひ販売してほしいものです。。。
映画としては能力的に圧倒的なエイドリアンの存在がどこで現れるかわからないハラハラ感があり、セシリアを絶望させるためにここまでやるのか、というサイコっぷりが良かったです。
ホラー映画ではなくサスペンスだと個人的には思いますが。。。ホラーにカテゴリ入れといて言うな。
Netflix等にも度々登場しているので気になる方はぜひ観てみてください。それでは!
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