公開が近づいている映画「ジュラシック・ワールド／新たなる支配者」。今回は前作となる「炎の王国」を紹介します。前作からのつながりや新たに登場する恐竜などをまとめて解説していきます！それではいきましょー。
※ネタバレを含みます。ご注意ください。
あらすじ
かつて大惨事となったジュラシック・パークのあったイスラ・ヌブラル島は人が入らず、恐竜たちが生活していた。しかし活火山が噴火し、このままだと恐竜たちは絶滅してしまう。パークの運営責任者であったクレアは、恐竜たちを救うべく保護団体を設立し、地道に活動を続けていた。
ある時、クレアの元に大富豪のベンジャミン・ロックウッドから電話が入る。彼はかつてパークの創設者、ジョン・ハモンドと将来を誓い合った仲。ロックウッドの元で働くミルズは、クレアに恐竜を救うよう依頼するのだった。島で最も救い出したい恐竜はヴェロキラプトルのブルー。ブルーを助けられるのはかつて世話をしていたオーウェンしかいない。
クレアはオーウェンの元を訪れ、島へ行くよう依頼する。はじめは乗り気でなかったオーウェンだったが、かつてのラプトルたちとの生活を思い出し、島へ行くことを決意する。島に到着したオーウェン達は火山活動が活発化する中、恐竜たちを無事救出することができるのか。そして、恐竜たちを狙う人間たちが影で暗躍し始める。。。
恐竜たちを救うはずだったが
ヴェロキラプトルのブルーを見つけ、彼女に近づくオーウェン。はじめは彼を忘れ威嚇するブルーでしたが。
やがて昔を思い出し、彼に心を許します。ブルーがオーウェンに触れようとしたその時、行動を共にしていた傭兵のウィートリーが麻酔銃を放ち、ブルーは気絶してしまいます。
罠にはめられ、激高したオーウェンも麻酔銃を食らい。。。
ブルーを救うはずが自身も噴火に巻き込まれそうになってしまいます。
麻酔を食らったオーウェンは体が動かない中必死にマグマを避けます。いや実際にはかなり無理があるんですけどね＾＾；
見どころは島を脱出する際のブラキオサウルスの断末魔。
噴火に巻き込まれ島を出る船を見つめながら叫び声をあげるシーンは何とも悲しいものです。
島を脱出した後は
何とか島を脱出したクレア達。そのままロックウッドの屋敷を訪れると、そこで衝撃的なものを目にします。
ロックウッドの手下のミルズは恐竜たちを世界中に競売にかけようとしていたのでした。
当然反対するロックウッドを殺害し、自身が当主として家を支配することに成功。
競売に参加するのは世界中の武器商人や富豪たち。私腹を肥やすためにミルズは恐竜を販売する計画をたてていたのです。
地下牢に閉じ込められたオーウェン達は計画を阻止するため行動を開始します。
隣にいたパキケファロサウルスを利用するシーンは面白かったですね。ちっこくてカワイイけどめちゃくちゃ危険ですよね。。。
今作に登場する恐竜たち
今作もこれまで登場してこなかった新たな恐竜たち、そして過去作にも登場した恐竜たちが活躍してくれます。その一部をご紹介。
インドラプトル
今作最大の脅威となるハイブリッド恐竜。物語冒頭、かつてのパークのプールからインドミナスレックスの歯が採取されました。インドミナスレックスのDNAを使い生まれた恐ろしい肉食恐竜です。ラプトルよりも一回り大型で、長い爪、高い知能を持ち、性格は非常に残虐です。インドミナスレックスよりも小型な分、小回りがきき、対象の匂いを嗅ぎ、追いかけることができます。
バリオニクス
パークの管理施設内でクレア達が遭遇した肉食恐竜です。細長い顎を持ち、どう猛な性格をしています。マグマの中に取り残されたかと思われましたが、ウィートリー達によって島から連れ出され、競売にかけられていました。前シリーズ「ジュラシック・パークⅢ」にて、初めてスピノサウルスを見た時、登場人物がバリオニクスと勘違いするシーンがあり、名前だけ登場していました。
カルノタウルス
火山の噴火で逃げだす恐竜たちの中にいました。オーウェンの前に現れ、彼を狙います。出くわした角竜の恐竜と戦闘しますが、途中でティラノサウルスが現れ無事倒されてしまいました。
モササウルス
前作から引き続き登場。序盤でインドミナスレックスの歯を採取した人間たちを襲います。物語ラストで人間界に進出したことが分かります。サーフィンをする人間のすぐそばを悠々と泳いでいます。海であの巨体に出くわしたら絶望しかありません。
ティラノサウルス
通称「レクシィ」の名前で親しまれた初代から登場している彼女。今作では島から保護され、本土へ渡っていたことが分かります。物語ラストでは人間界で「百獣の王」と呼ばれるライオンと対面し、威嚇しあうシーンが印象的。圧倒的サイズ感と迫力はまさに真の王にふさわしいでしょう。とにかく島を無事脱出していたことに安堵しました。
ブルー（ヴェロキラプトル）
前作でティラノサウルスとともにインドミナスレックスと戦ったヴェロキラプトルのブルー。
戦闘後は育ての親であるオーウェンと離れ、島で暮らしていました。オーウェンと久しぶりに再会するも最初は彼のことを思い出せませんでした。しかし２人の絆は本物で、徐々に彼を思い出し、心を許します。しかしその瞬間、ウィートリーに麻酔銃を撃たれてしまいます。
今作でも最大の脅威となるインドラプトルと戦闘を繰り広げ、無事生き残っています。
他の恐竜たちと同じく人間界に放たれ、たくましく生きていく様子が描かれています。
マルコム博士が登場
前作「ジュラシック・ワールド」ではウー博士やパークの残骸など、過去作へのリスペクトが込められたシーンが多くありました。
今作では同じく「パーク」シリーズに登場したマルコム博士が登場。いけ好かない人間として描かれていた彼も時を経てすっかりおじさんになりました。
絶滅の危機に瀕した恐竜たちに対して、自然にゆだねるべきという持論を展開しています。これまでの騒動を知り、ハモンドの考えも知っている彼だからこそいえる言葉です。
彼はこれまでも恐竜たちのいる世界で未来を予測していくことなど不可能だと考えており、根幹は変わっていないことが分かります。恐竜たちを生き返らせた人間たちは世界を大きく変えてしまっているという自然の摂理に反していることへの警鐘を鳴らしています。
物語最後では「ほれみたことか」と言わんばかり彼の言ったことが現実となります。
世界に恐竜たちが闊歩するというあまりに大きな変化が今後、人類にどのような影響を与えていくのか。次回作に期待ですね。
そして彼が最後に放つ言葉「ようこそジュラシック・ワールドへ」はあまりにも皮肉な言葉です。。。
おわりに
今回は「ジュラシック・ワールド／炎の王国」を紹介しました。
炎の王国が指すのは序盤の噴火したイスラ・ヌブラルではなく地球そのものだったという皮肉が込められたいいタイトルだと思います。
原題はFallen Kingdomなのでもっとストーリーに合っていますが。。。
世界中に解き放たれた恐竜たち。次回作「新たなる支配者」では人類、そして恐竜がどのような結末を迎えるのかとても楽しみです！
そして今作のラストで自分自身が造られたクローンだと知ったメイジーの今後も気になりますね！
それでは！
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